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  • 26.08.21

GOOD WEDDING AWARD 2026 ソウル賞 準備期間はわずか1ヵ月 ヒントから心を読み解く【浦安ブライトンホテル東京ベイ 安川美香子さん】

 わずか1ヵ月という限られた時間の中で、新郎新婦の心の内を読み解いたのは、浦安ブライトンホテル東京ベイ(千葉県浦安市)の安川美香子さんだ。
 もともと別会場を予約していた中で、不安と不満から解約料を払って会場変更を決めた2人。「演出も司会も要らない」とし、かつ超短期間という条件の一方、演出不要=何もしなくていいわけではないと、安川さんはプランナーとしての責任を果たすと決めた。
 とはいえ10日ほどで全てを決めなければならず、ヒアリングを通じて情報を塗り重ねる時間はないのも事実。ヒントを頼りに、安川さんは想いを読み解き始めた。
 人気漫画『NANA』とコラボしたドレスに出合ったことで、予定になかった前撮りとお色直しの実施を決めた新婦。その前撮りで安川さんは、日本語で刻まれた新婦のタトゥーに気付いた。ある曲の歌詞の一部に共感し入れたもので、「過去に色々あった」と話す新婦の表情から、様々なことを乗り越えてきた今を、そのまま受け止めようと考えた。演出不要=ありのままの2人で大切な人の前に立ちたいという、“意志”と捉えた。
 迎えた当日。ギフトの木箱オープンでゲストの一体感を醸成し、テーブルラウンド中に親への贈呈品を直接手渡し。音楽やアナウンスはあえて省き、演出感を抑えた。縁を未来に結ぶ意味を込め、ゲストがリボンを巻きつけて作るリボンリースも取り入れた。また、列席者が新郎新婦との思い出を書き込めるコーナーを設置。読み返すことで、これまで歩んできた自分の“証”が分かるようにした。
 『NANA』のドレスを着用した再入場シーンは、ライブのようなスタンディングオベーションを想定。実際は歓喜の渦とはならず、一見盛り上がり不足に見えたものの、照れながら手を差し伸べる新郎、それに応える笑顔の新婦、見守る周囲の優しい表情から、『これから2人で歩む穏やかな未来』を会場全体で感じるシーンとなった。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月21日号)