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  • 25.08.28

ブライダル業界調査レポート④ 結婚式の意義を社会に発信 ナシ婚層への機運醸成を期待 【ウィーブ】

 ブライダル映像サービスのウィーブ(大阪市北区)が4月24日に発表した、ブライダル業界現状調査レポート2025。ブライダル業界従事者631名からの回答を基に、現状の課題と今後の方向性を示しているが、第4回となる今回は、【業界の未来・トレンド】の項目を紹介していく。現状を踏まえた上で、各社はどのような予測を立て、さらに計画を進めているのか。また、「結婚式の価値の再発信」や「SNSなどによる情報発信強化」の動きにも注⽬だ。

 収益モデルの最適化進める 表1の「2025年度、より上がると予想している項目をお教えください」の回答としては、「少⼈数婚の割合が上がる」との回答が最多(34.7%)となり、2024年調査で“定着した変化”とされたこのスタイルが、2025年以降も主流として定着・拡⼤していくという予測が広く共有されている。それに応じて、式場運営や商品設計の再構築にも影響を与えていくことは確かだ。
 ⼀⽅で、「仕⼊れ原価」や「⼈⼿不⾜」、「持ち込み対応」など、コストや運営⾯に関する項⽬も上位に挙がった。少⼈数化によって単純に負担が減るわけではなく、より繊細な対応や柔軟な仕組みづくりが求められる。今後は、こうした市場構造の変化を⾒据え、プラン設計・収益モデル・オペレーションの最適化を図ることが必要になる。
 表2は、「2025年以降、業界の変化を最も大きく左右すると考える要素は何ですか?」。最多は「SNS強化」(40.7%)であり、次いで「顧客満⾜ 度の向上」(30.4%)、「ナシ婚層への対応」(28.8%)と続いている。
 「顧客満足度の向上」のために、「AI活用」、「DX化」がどのように貢献するのかも注目される。変化を左右するものとして、それぞれ20.3%、16.3%の回答があり、新たな仕組み化によって顧客の体験価値向上への期待もうかがえる。その他の回答としては、「ご祝儀文化の変化」、「LGBTQ」、「海外のトレンドの流入」といったものも。
 表3は、「2025年度のブライダル部⾨における貴社施⾏数予算の⾒通しについて、どのようにお考えですか?」の回答結果。決まっていない・わからないが最も多かったが、「増加見込み」とした企業は大幅増を含めて28%、「減少見込み」は大幅減と合わせ17.3%。 増加見込み企業の新しい取り組みは、「オンライン見学・打合せ」(58.2%)「挙式・披露宴構成、型の変更」(41.2%)、さらに「ゲスト満足度調査やアンケート」(31.1%)だ。
 今回のアンケートでは、「今後、業界全体を活性化するにあたり必要なものがあるとするなら、何だと思いますか?」を質問。その回答としては、「結婚式をする意味を社会に再発信すべき」、「SNSやメディアを通じた魅⼒訴求が必要」といった声が多く挙がった。「TVやメディア、SNSなどにブライダル業界全体で取り組んだ⽅がいいと思う」、「なぜ結婚式をするのか、結婚式の良さをもっと発信していく必要がある」、「結婚式が素晴らしいものであるということやあこがれを⽣むようなもの」。こうした取り組みによって、ナシ婚層にアプローチし、結婚式実施機運を高めていくことが、自社に返ってくるとという意識はより高まっている。

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(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、9月1日号)