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  • 20.11.29

出雲殿でプランナーコンテストを開催【出雲殿】

 東海地方を中心に9式場を運営している出雲殿(本社:静岡県浜松市)は11月18日、結婚式のプランニングコンテスト【izumoden BRIDAL AWARD 2020】を開催した。
 プランナー、サービス、シェフなど各セクションの縦割り意識をなくし、全員で結婚式を創り上げる大切さに気づかせることを目的に、3年前から実施している。審査では、プランニング、カップルと向き合う姿勢、プレゼン、チーム力を評価。今年の応募者は50名で、その中から選ばれたファイナリスト4名による最終審査会で、グランプリにはサンフィレール岡崎(愛知県岡崎市)の伊藤茉由さん、準グランプリにはizumoden掛川(静岡県掛川市)仲田晴香さんが選ばれた。

 サンフィレール岡崎(愛知県岡崎市)の伊藤茉由さんは、新婦の『父親とバージンロードは歩きたくないけれど、感謝を伝えるために結婚式に呼びたい』という揺れ動く気持ちに寄り添った結婚式でのプランニングを発表した。
 担当したカップルは、『思い出のバラを使った演出がしたい』、『愛犬をセレモニーに参加させたい』、『とにかく派手な登場シーンにしたい』など、要望が盛り沢山だった。1つ1つ、2人の叶えたいことをカタチにしていくために打合せを重ね、演出も決めていたが、新婦の『お父さんを呼ぶかどうかを悩んでいます』という一言を忘れられずにいた。実は新婦の父親と母親は、幼い頃に離婚しており、父親を式に呼んで感謝を伝えたいものの、どうしたらいいのか分らずにいた。そのため、バージンロードはお父さんではなく、一緒に住んで自分を育ててきてくれたお母さんと一緒に歩くと一点張り。伊藤さんが親子の問題に踏み込もうとしても、父親との関係性をなかなか話してもらえなかった。伊藤さんはせっかく家族同士が集まる機会だからこそ、新婦とお父さんとの関係性が少しでもよくなってほしいと考えていた。そこでプランナーから無理やり思いを伝える場を提案するのではなく、『自然に話せるタイミング』をパーティ中に組み込んだ。
 「結局、当日のセレモニーのバージンロードは母と2人で歩きましたが、パーティ中に10のキャンドルを1つずつ点火していく演出を両家で実施してもらい、一緒にろうそくを灯ける作業を通して、娘と父で自然と会話が弾むようにしました。パーティラストの新婦からの手紙には、『お父さんに思いを伝えるべきです』と言わずとも、父親への感謝が綴られていました。それを聞いたお父さんの目にはうっすら涙も。両親への記念品には、自分が生まれたときと同じ体重のウェイトドールをプレゼントし、親子の絆を確かめていました。披露宴の終わりには父親自らゲストと握手する様子も見られ、家族の溝も少し埋められたのではと感じました。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月21日号)