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  • 26.10.21

装飾イメージの画像生成【日比谷花壇】

 年間約2 万5000組の婚礼装花を手掛ける日比谷花壇(東京都港区)は、ウエディングフラワー業務管理システム【LINKs(リンクス)】を自社開発。社内での利用はもちろん、SaaS 版として外部企業にも提供している。10月からは、同システムに『背景画像生成AI』を搭載。これまで以上に装花をイメージしやすい環境を整備し、単価アップや満足度向上を目指す。
 フローリストの業務効率化などを目的に、スケジュール管理から新郎新婦への提案、見積り作成、発注、売上管理までの業務を一元管理できる同システム。新郎新婦との打合せにおいては、スウィート、ラグジュアリーといった全部で14のトレンドスタイルをベースに、メインテーブルとゲスト卓のコーディネート例、ブーケの画像を、本部でマスタ登録。企画商品画像から全国会場での実際の施行写真まで、幅広くシステム内にアップしている。
 フローリストはチェックボックスで2人の好みのスタイル、条件を絞り、ヒットした写真を画面で見せながら提案のうえ、打合せを進められる。内容決定後に作る受注書に関しては、多くのフラワー企業が白黒の簡易デッサンでイメージを共有している一方、同システムは受注書にシステム内の画像を添付可能。新郎新婦、フローリスト、プランナーの三者間でのイメージ共有も容易となり、満足度アップに繋がっている。
 様々な会場での画像をシステム内にアップしている一方、「このメインテーブル装花は好きだけれど、自分たちのパーティー会場に合うかイメージがつかない」といった新郎新婦の声も。こうした課題解決を目指し、コーディネート事例に各会場の背景を合わせ、画像を生成するAI機能の搭載に至った。
 「当初は選んだ装花事例と会場背景を、接客中にリアルタイムで生成することも検討。一方、一般的に2 時間とされる花の打合せの中で、画像を都度生成するとなると待ち時間が生まれ、かつ一発でうまく生成できない可能性もゼロではなく、結果として新郎新婦のモチベーションダウンになりかねません。本機能は事前にAIで画像を生成し、先行導入の2 施設分で約6000通りという組合せの写真をシステム内に既にアップ済み。来年3月末までに130施設へ導入予定で、約40万枚追加となります。当社に限らず多くのフラワー企業にとって、『イメージが湧かない』という新郎新婦の声は常に課題。本機能を追加したことで装花を想像しやすくなり、結果として単価アップの可能性も高まります。これまでは受注書に他会場の装飾事例を添付してきましたが、生成画像の添付もできるようになりました。『思っていたイメージと違った』という、カップルの声の解消に繋げていきます。」(バンケット事業統括部販売企画推進部部長・入佐聡一氏)
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月21日号)