NEWS

ニュース

  • 社説:潮目
  • 26.07.24

宴会参加料の5000円の差 主催者の顔を潰すことになる

 先日あるブライダル会場で開催された、業界主催の宴会に参加する機会があった。以前にもその会場で行われた同じようなパーティーに参加していて、その時は会費も7000円前後。立席ビュッフェ形式で、料理もこの金額あればこの程度だろうというレベルのものであった。二度目に訪れた宴会は、その時よりも5000円高かったことで、参加前には会場の本気の料理を味わえるのではと期待感も増したのだが・・・。実際に出てきたのは、以前に出されていた【この程度】レベルの料理とほぼ一緒であり、しかも椅子も用意されていない。期待は大きく裏切られた。 
 他にも何人か両方の宴会に参加した人たちがいたため、2 回の料金の違いの話題になった。『パーティー前に会合も実施されたため、その会場使用料を今回のパーティーでは請求されたのでは?』、『主催者と会場の親密度の違いでは?』など様々な意見があがった。その中で、『5000円高かった方の主催者が、差額分を自分たちの利益にしたのでは?』という声があった。もちろん真偽は定かではないものの、参加者にそう思わせてしまうのは宴会料理の内容に疑念を与えているわけで、主催者の顔を潰すことになりかねない。仮に主催者が差額を抜いていたわけではなく会場の料金設定からそうした参加費にしていたとすれば、参加者にそう思わせてしまう時点でその宴会自体が完全に失敗であり、それを招いたのは会場の責任である。 
 宴会の料金は、毎年使ってくれる、主催者と会場で何らかの関係性があるといった理由により、上下することは珍しくはない。ただ同じ業界の宴会であれば、当然両方に参加する人が一定数いることも会場としては想定すべきだろう。それにもかかわらず参加料5000円の違い、さらに料理がほぼ同じだというのは、参加者に不信感を与えるのも仕方ない。もちろん使用時間、会場として提供するコンテンツが異なれば料金は変わるものの、今回はほぼ同じ内容であったわけだ。主催者の思惑ではなく、会場の料金設定により参加料負担が増したのであれば、それが参加者にどのように映るかという心配りにも欠けていて、宴会担当としては失格であろう。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月21日号)