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  • 20.12.01

新郎の祖母の形見のネックレスを花嫁にプレゼント【出雲殿】

 izumoden 掛川(静岡県掛川市)のプランナー・仲田晴香さんは、自身が結婚を間近に控えていたことで、新郎の母親に対して花嫁目線で向き合ったエピソードを披露した。

 担当した新婦は、家族仲の良い家庭で生まれ育った。一方新郎は、幼い頃に両親が離婚し、母や祖母に育てられており、新郎の母は別のパートナーと事実婚状態で暮らしていたこともあって、新婦の家族に対して引け目を感じていた。
 カップルとの打合せが進む中、新郎の母から『新婦に渡したいものがあるので相談に乗ってほしい』と連絡が来た。母が出してきたのは、1粒の真珠のついたネックレス。孫の結婚式を心待ちにしていた新郎の祖母の形見のイヤリングを、母と新婦用2つのネックレスに仕立て直したものだった。サプライズで新婦にプレゼントをしたいと考えていたのだが、押し付けがましいのではと躊躇していた。
 「新郎の母は祖母から事実婚をなかなか認めてもらえなかったために、両家代表の謝辞も新婦の父にお願いしており、新婦やその家族からどのように思われているのかといった悩みを打ち明けてくれました。」(仲田氏)
 結婚を控えていた仲田さんは、花嫁の立場として考えることができた。実は仲田さんの結婚相手の家庭も複雑な事情を抱えており、同じような境遇の花嫁視点で気持ちを伝えた。「お母さんの想いのこもったプレゼントは、新婦も絶対に喜ぶはずです。こんなに素敵なプレゼントは、私だったら嬉しいですから!」と。
 「結婚式当日、花嫁の首元にはパールのネックレスが輝いていました。新郎の母親からのサプライズを新婦が受けてくれたのだと嬉しく思いました。」(仲田氏)

 式の2ヵ月後、新郎の母親がパートナーを連れて式場に来館した。結婚式はパートナーを周囲に紹介できるいい機会にもなり、自分の息子の成長した姿を見届けることもできたとお礼の言葉をかけられた。
 「その後、母親とパートナーは正式に婚姻届を提出し良いスタートを切れたそうです。父との関係性や離婚、再婚など様々な家族の在り方は人それぞれ。『普通』が通じない中で、家族の在り方を考えながら結婚式を提供していきます。」(仲田氏)
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月21日号)