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  • 20.07.01

《Talkセッション》顧客・会員の幸せのために一喜一憂するのは共通【IBJウエディング×ミライトマリアージュ】

 ブライダル企業が、婚活事業を展開する事例が増えている。5年前に、いち早く相談所、パーティ運営を手掛けたのが、熊本県のマリーゴールドホールディングスだ。同社は婚活大手のIBJの加盟店となり、両事業を軌道に乗せている。この相談所のカウンセラーとして活躍する鬼塚紀美子氏は、元ウエディングプランナー。事業化に対してサポートを推進してきたIBJウエディング中本哲宏社長と語り合った、当初の苦労やメリットなどを紹介する。

 ブライダル企業が、婚活事業を展開する事例が増えている。5年前に、いち早く相談所、パーティ運営を手掛けたのが、熊本県のマリーゴールドホールディングスだ。同社は婚活大手のIBJの加盟店となり、両事業を軌道に乗せている。この相談所のカウンセラーとして活躍する鬼塚紀美子氏は、元ウエディングプランナー。事業化に対してサポートを推進してきたIBJウエディング中本哲宏社長と語り合った、当初の苦労やメリットなどを紹介する。

 ――もともと鬼塚さんはウエディングプランナーだったそうですが。婚活カウンセラーとなった経緯は。
 鬼塚「会社の方針で婚活事業を展開する際に、やってみないかと。当社は衣裳店から始まって、熊本にブライダル施設を3店舗展開しています。少子化対策を手掛けることで社会貢献したいという代表の思いがあり、ブライダルのサービス力、提案力を生かして婚活文化を作っていくというのが事業スタートのきっかけです。当初は婚活サービス経験者を雇うという考えもあったようですが、それよりもグループの想いを分かっているスタッフを起用したいということから、声をかけられました。」
 ――プランナーからの転身は戸惑いもあったのでは。
 鬼塚「プランナーとして9年間勤め、年間約50組を担当していました。ただ年齢を重ねてきて、このままプランナーとしてずっと現場でやっていくという自信も明確に持てなくなっていた節目でもありました。そんな時に上司から話をもちかけられたのです。実はそれ以前から、結婚式を担当したカップルが相談所で出会ったケースも出ていました。ただ、熊本ではまだまだ婚活に対する認知度も少なく、ネガティブなイメージもあって悩んだこともありました。」
 中本「IBJの立ち上げは2006年ですが、当時は結婚できない人の駆け込み寺という印象もありました。初めは出会い系とも言われましたから(笑)。もっとも2009年に婚活という言葉が出てきて、市民権を得ました。鬼塚さんも当初はネガティブなイメージはあったでしょうが、大きく変化してきたはずです。」

 ――婚活事業展開にあたりIBJに加盟しますが、いわば婚活カウンセラーとして素人であった鬼塚さんに、どのようなサポートがあったのでしょうか。
 鬼塚「立ち上げメンバーは私を含めて2 人でしたが、東京に10日間行き、仕組みなどを勉強しました。また、東京の結婚相談所にも行かせてもらいました。実際に会員とどのように接しているのか。新規入会をどうやって増やすかなど、実践でロープレなどもしながら勉強させてもらいました。3カ月後に相談所をオープンしました。」
 中本「相談所、パーティ事業でそれぞれ異なりますが、当社の拠点で集合研修を開催しています。システムの使い方、業界で守るべき法令、お見合い時のルールやマナーなど基礎的なことを勉強できます。一番いいのは、実際に開業している先輩に聞くこと。そこで開業している相談所を紹介し、実務研修も勧めています。また、ブライダル事業者が婚活事業を展開する際には、ウエディング向け出版社も持っていることから、特別にサポートもしています(笑)。」
 ――鬼塚さんの会社では、婚活パーティと相談所両方を運営しているそうですね。パーティ事業については、まだまだ多人数同士集まってというイメージも強いわけですが。
 中本「専業である当社のパーティの場合、8対8が標準です。15対15、20対20など、一度にたくさんの人と出会える満足度もありますが、最近はゆっくり話ができることを重視する人も増えており、少人数対応を中心に展開しています。ブライダル企業の場合には、今持っている施設で対応可能というのが大きなメリットです。バンケットを使うこともできますし、費用もかけずに使い勝手もいい。」
 鬼塚「当社の場合には、オープン時に熊本の繁華街の方がいいのではと物件を探しました。相談所がメインだったのですが、パーティを実施するにあたってIBJの銀座店を見せてもらい。個室ブースを設計。8対8を基準に、個室では10対10までの出会いが可能です。料金は男性が3000~4000円。女性が2000~3000円で、お茶だけを出して対応するスタイルです。」
 中本「最初は、なぜ新たに施設を作る必要があるのかとも思いました。3 つの会場を持っているのだから、バンケットを使えばフレキシブルにできるわけですから。ただ、鬼塚さんの会社の場合には、ウエディングカウンターも展開しているため、自社だけでなく他社への送客も踏まえれば、別の場所でという判断も納得できます。」
 鬼塚「最初は集客が大変でした。そこでグループの繋がりを利用して、知り合いなどに声をかけてもらいました。ただ、徐々に企画や内容なども分かってきて、WEBでの集客も軌道に乗っていきました。今はパーティ担当のスタッフを2 名起用し、毎月内容を考えています。現在は月に約50本。年齢層を踏まえた企画もどんどん出しています。」
 中本「最初の集客が大変なのはどこも共通していますが、まずはIBJの企画をどんどんパクってくださいと。先に福岡で様々なパーティを開催していたため、九州に合いそうなものを熊本でもやってみることをアドバイスしました。徐々に独自性を出して変えていったらいいわけです。他エリアでうまくいっているものをまずはやってみる方が、楽だし当たりやすいと言えます。」

 ――相談所の会員も順調に増えているようですね。
 鬼塚「現在60名以上です。パーティにおいても、顧客対応は相談所カウンセラーの私たちの役割。積極的に参加者に話しかけながら、どんなことで悩んでいるのかなどの関係性を築き、パーティで出会えなければ、一緒に婚活で頑張りましょうとアプローチしています。もちろん当初は、相談所の会員集めが一番苦労しました。オープン時に地元の情報誌に大きく取り上げてもらったのですが、全然連絡が来ない。そこで期間限定のキャンペーンを開催するなどして、開業年には11名、翌年に20名と徐々に増えていきました。ただ、私たちの仕事は、会員を成婚に導くことです。熊本限定だとなかなかお見合いが組めず、いい人がいないと言われたこともありました。」
 (詳細はブライダル産業新聞紙面にて、6月21日号)