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  • 20.01.10

(PR)情報誌の広告を止めても組数を維持【アンジェ21】

 島根県出雲市で、ゲストハウス、【アンジェグレースガーデン】を運営する、アンジェ・21の野村広子代表取締役社長。同会場は年間150組をコンスタントに獲得しているが、注目すべきは5年前に情報誌への広告掲載をストップしながらも、組数を落とすことなく安定していること。地方ならではの徹底した口コミ対応と、ネットによる都市部からの集客という2本柱で強さを誇っている。広告費負担に疲弊する地方会場を救う、新たな戦い方を野村氏に直撃した。
 ――情報誌への掲載をやめたきっかけは。
 野村「広告を出せば来館はありましたが、実際に成約率は45%程度でした。年間通じて出稿していましたが、一成約者辺りのCPAを計算してみると、20万円になっていました。このままでは経営的に厳しくなっていくとの思いから、情報誌掲載をやめようと考えたのが5 年前のこと。もちろんすぐに止めてしまうのはリスクもあるため、半年間は掲載を続けながら、その間にSEO対策を進め、【出雲】、【結婚式場】で検索すれば上位に表示されるようにしました。(現在でも表示は必ず1 P目になっている)。また、情報誌に代わるフェアの予約サイトも独自で作成。こうした準備を進めて、半年後に掲載をストップしました。」 
 ――広告出稿を止めても、組数は変わらなかったそうですね。その一つがSNS戦略です。
 野村「まずはフェイスブックからスタートしました。現在はインスタが全盛ですが、フェイスブックに関しても見ましたという声がいまだにあります。特に地方都市では、こうしたSNSのつながりが密接でもありますから。フェイスブックで重視したのは、投稿を許可してくれた結婚式に関して、終わったらすぐその日にアップすること。内容はエンドシネマで。これがポイントです。新郎新婦や両親はお見送りのため会場の外にいて見ていない。投稿をアップするタイミングは二次会の前で、新郎新婦は初めて見る映像を楽しんでくれます。二次会のみの友人たちも、披露宴の様子を見てくれる。また両親も、我が子の結婚式の映像を確認します。翌日では、熱も冷めてしまいますから、終わってすぐが必須となります。」 
 ――ユーチューブにもアップしています。
 野村「3 年前から始めました。地方都市であり、エリアの他の会場がまだ手を付けていません。実際に、ユーチューブを見て来ましたという人も出ています。」
 ――テレビCMの効果はどうですか。
 野村「一日に一本で、月20万円。以前は放映する時間を決めていたのですが、同じ時間ばかりだと、限定された視聴者には強く届く一方、多くの人の眼に触れるという点では疑問でした。そこで、朝、昼、ゴールデン、夜中問わずに、局の都合で時間を問わず一日一回放映するプランに変更。料金も安くなり、実はその方が多くの人の印象に残ることも分かりました。知人からは、いつもCMを出していると言われます。CMに関しては、挙式者へのアプローチというよりも、祖父母、両親世代を狙っています。テレビで流れている式場であれば、安心感を与えられますので。」 
 ――ベースとして、結婚式のクオリティも大切です。 
 野村「特に料理については出雲で一番を目指し、原価率も高く設定しました。またパッケージではなく、全てをオーダーメイドに。基本はNOと言わない。打ち上げ花火や、トラックでシンボルツリーを持ち込むといったことにも対応しています。同じような結婚式では、友人と一緒の会場で挙げようという考えになりません。全ての結婚式が違うことが大切です。また、SNSやユーチューブでアップした時も、それぞれが異なるバラエティ豊かな結婚式だからこそ注目されるわけです。」
 ――地元の結婚式は120組。残りの30組は都市部からの集客です。
 野村「SEO対策によって、【出雲大社】、【結婚式】でも上位検索を保っています。東京にはサロンも設け(大阪・名古屋はレンタルオフィス)打合せにも対応。また都市部の衣装店と提携することで、現地に来なくても衣装合わせを可能にしています。そこまでやっている会場はないため、出雲大社で結婚式を考えている人に選ばれています。挙式・会食のみであれば人数も少ないのですが、実際には50名、60名規模もあります。打合せによって、披露宴の提案ができるのは強みでもあります。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、新春特大号)