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  • 26.10.21

来館数130%の集客支援【あつまる】

 採用支援のほか、集客コンサルサービスを展開する、あつまる(東京都中央区)。マーケティング・コンサルティング部コンサルタントの林賢治氏は、担当するある式場において、来館数を昨年対比で約130%にアップさせるなど、第一線で集客課題の解決をサポートしている。
 同氏は、「婚礼媒体やS N Sなど、集客経路別の状況把握すらできていないケースは多い。どれくらいの予算をかけて、それぞれどれくらいの効果が出ているのか。“数字の分解”からスタートすることが第一歩」と指摘する。
 実際に行った例として、ある会場では紹介特典を社員に改めて周知。親戚や友人が結婚する際の紹介特典などがあるにも関わらず、多くのスタッフはそのことを知らなかったという。全社員に伝えた結果、紹介を通して毎月コンスタントな受注に繋がった。紹介制度はアルバイト、配膳スタッフに向けて案内するのもポイントの1 つ。デジタルが主流の中、アナログ部分のテコ入れは実は見落とされているケースも多く、こうした部分も含めた分解が重要だ。
 デジタル領域で林氏がオススメするのは、Threads(スレッズ)での露出。Instagramは各社出稿競争が激しく、レッドオーシャンになりがち。メタの管理画面でスレッズにチェックを入れるだけで配信をスタートでき、インスタ広告と比較して70%程度までCPAを下げられている事例もあるという。
 自社サイトでの差別化は、言わずもがな。婚礼媒体は決められたフォーマットの中での勝負となるため差別化が難しく、そのなかで自社HPは唯一変化を出せるものだ。システム会社やメディアが提供するフェア予約ページを利用する場合、結果として自社サイトでの優位性を出しにくくなるケースもある。
 この課題に対し、同社はHP作成サービスも展開。実際に同社が支援したある式場のサイトの例としては、フェアの種類を紹介する1 ページ目では固定ヘッダーに置いていた予約ボタンを、各フェアの詳細ページではクリックしやすい位置に表示させる。また、さらに次の氏名・住所といった個人情報入力ページでは、予約完了ボタン以外を全て非表示にし、コンバージョンを上げる導線を構築。メニューボタンや施設へのアクセス、問合せフォームなど他にもクリックできるボタンがあることで離脱の可能性が高まるため、細かいUIの改善を通じて確実な集客アップに繋げている。
 「実際に、ある式場でフェア予約の一括管理システムを使っていた期間と、当社サポート時を比較すると、平均予約率に0.5ポイント近くの差が見られました。その会場での来館数に落とし込むと月間予約数は約30組、成約数は13組の差でした。年間売上で考えれば、億単位の開きです。「『数百万かけて自社サイトを変える必要性があるのか』と聞かれることは多々あるものの、こうした細かい導線の修正で、大きな成果に繋がります。逆を言えばまだまだ改善の余地はあるので、多くの式場で集客を支援していきたい。」(林氏)
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月21日号)