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- 26.10.09
新ホテルブランド【GENTLE】【テイクアンドギヴ・ニーズ】
テイクアンドギヴ・ニーズ(東京都品川区)は9月30日、TRUNK(HOTEL)に続く、新ホテルブランド【GENTLE(ジェントル)】の立ち上げを発表した。同日にはメディア向け記者発表会も開催し、GENTLEブランドディレクター・金香憲吾氏から、ホテルの概要、コンセプトなどを説明。成長ドライバーに位置付けるホテル事業において、どのようなブランド展開を目指すのか。概要を追った。
異なる旅の価値観
2017年に展開をスタートした、TRUNK(HOTEL)に続く第2 のホテルブランドとなる【GENTLE】。コンセプトに『Be Gentle. 自分にもやさしい生き方を』を掲げ、人が自然と心地よい状態になれる環境をつくるブランドとして打ち出す。金香氏は、「10年間TRUNKというホテルブランドを育ててきて、見えたのは旅に求める価値は1 つではないということ。TRUNKの延長線上にGENTLEを位置付けるのではなく、これまで培ってきた感情設計、ホスピタリティを活かしながら、2 つのブランドを通じて異なる旅の価値観に応えていきたい」としている。
ブランド1 号店として来年3月に開業する(プレオープンは2 月の予定)、『THEGENTLE KAMAKURA』。16の客室のほか、レストラン(イタリアン、鮨の2 業態)、ルーフトップテラス、ゲストラウンジ、マルチスペースを備える。客室単価は4 万円~20万円を想定し、広さは25~70㎡。年内には、宿泊の予約受付を開始する。OTAは活用していくとしつつも、客室数16のスモールラグジュアリーホテルとして、ブランドの訴求を図りダイレクトブッキングを強化していく。
40名程度を収容可能なバンケットも1 つあり、フロア貸切でのウエディングにも対応。前日から家族で過ごし、一緒に街を歩いて食事を楽しむといった、2 泊3 日の宿泊スタイルを提案する。大切な人との滞在を通じ、何気ない時間まで結婚式の記憶にしていくことを目指す。金香氏は、「ホテルに注力していくとはいえ、ウエディングを手放すわけではない。むしろホテルという場所を持つことで、28年間続けてきた結婚式をもう一歩進化させられる」と意気込みを語る。
滞在設計の特徴は、『調律』。感性が動く『MOVE』は高揚と発見、心がゆるまる『CALM』は余白と抱擁とし、この4 つの要素で揺れ動く気持ちを心地よく行き来できる環境をプロデュースする。例えばバスアメニティは、その時の気分に合わせて選べる2 種類を用意。コンセプトの体感に繋げていく。
2つのタイプを展開
【GENTLE】のブランドでは、さらに細かく『THE GENTLE』と『GRAND GENTLE』の、2タイプのホテルを展開。『LiveLocal. Feel More.』とする『THEGENTLE』は、滞在を通じてその街、土地が好きになるような体験を提供する。1 号店の鎌倉はこれに該当。例えば、江戸時代から続く足袋屋とオリジナルビーチサンダルを企画するほか、鎌倉市内の薬局とコラボし、漢方を取り入れたオリジナルプロダクトを作る予定だ。地域で活動する人たちとの共創を通じて、背景にある人、文化を知るキッカケづくりを目指す。また、『THE GENTLE』の体験はホテル内では完結させず、例えばサンセットサップ、自然の中でのヨガなども想定。ホテルの位置する鎌倉・腰越エリアで過ごす時間そのものを、体感してもらうことも訴求していく。
もう一方の『GRAND GENTLE』は、レストランやバー、ウェルネス、エンターテイメントなど、多様な体験を提供する都市型タイプとする。宴会場も備える“グランドホテル”のイメージとし、婚礼のほかMICEの対応も想定している。最初のホテル出店計画と合わせて、10月中に詳細を発表していく。
2035年までに20ホテル
年内には、『THE GENTLE』2 店舗目の情報も開示する予定。8 月に発表した中期経営計画では、2035年度までに合計20ホテルの開業を目指すとしており、エリアなども踏まえつつ、TRUNKとGENTLEの2 つのブランドを見極めながら、バランスよく出店していく。T&Gグループにおけるホテル事業単体での売上高は、27年度100億円、30年度240億円、35年度は270億円を目標に掲げている。
「28年間の結婚式づくりにおいて、料理や衣裳、花、音楽といった全てのコンテンツを通じて、人の感情が動く瞬間を設計してきました。ホテル運営事業者として、私たちは後発というのも事実です。一方で、28年間の蓄積と経験こそT&Gがホテルを運営する意味であり、強みになると考えています。」(金香氏)
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月11日号)
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