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  • 社説:潮目
  • 26.07.17

サードプレイスになる 結婚式場を地域の交流拠点に

 アメリカの社会学者が提唱した概念として、「家庭(ファーストプレイス)」、「職場・学校(セカンドプレイス)」以外に、人が気軽に立ち寄り、そこで会話や交流が生まれる第三の居場所、【サードプレイス】という言葉がある。例えば以前に自治体の婚活担当者と話をした際、婚活イベントを開催しても、なかなか思うような結果に繋がらないということであった。出会いの目的感が強い婚活イベントへの参加に、心理的なハードルを持つ人も多い。それならば婚活ではなく、【サードプレイス】を作って出会いの機会を作る方が大事ではと提案した。 
 開催場所もオシャレなカフェなどを用意。同じ趣味嗜好の人が時間を共有できるような内容の集いを定期的に実施すれば、若者が集まり、自然な出会いにつながる。趣味嗜好の話で盛り上がれる場所・機会を提供するという意味で、少なくとも婚活のように構える必要もなく、同じ趣味を持つ人だからこそ恋愛に発展する可能性も高い。   
 この話は、自治体の婚活支援に関する話であったが、結婚式場がその場所の役割を果たせる時代になっているのも事実だ。一般宴会も含めて平日稼働を推進する会場も増えた。またレストラン営業などによって、地域住民を受け入れようという対応も進んでいる。そうであれば、会場を【サードプレイス】にし、多くの出会いを生み出す機会を設けることによって、特別な日だけでなく日常においても価値を提供でき、その場所にある意味も高まっていく。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月11日号)