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  • 社説:潮目
  • 26.04.10

20歳台の活躍する業界に

本紙連載でも紹介した、ヘアメイク会社Serenoの表参道店店長・池田恵都さんは、新卒2 年目の23歳で管理職候補として抜擢され、現在24歳という若さで店舗運営を任されている。人による商売のヘアメイクだけに、管理職にとって最も大切なのは人材マネジメント。適切な人員数で対応できるよう、繁忙期は早めに人材を確保しておき、一方で閑散期にはスタッフを他の店舗へヘルプに回すなどしてコントロールしていく。さらに他店からヘルプに来る人材が、快く仕事をしてくれるように働く環境を整え、コミュニケーションを育む。会場担当者との信頼関係も必要だ。年齢の高い管理職でも頭を悩ませる人材マネジメントを、若干24歳の若手が担い、実績を出しているのだ。 
よくよく考えれば、飲食業界では20歳そこそこで店長職を任されることも珍しくはない。アルバイト採用、シフト調整、定着率アップといった人材マネジメントはもちろん、仕入れなどのコストコントロール、時には集客のためのマーケティング、商品開発まで担当する。こうしたスキルを、20歳台で学べる環境は貴重だ。20歳台であれば、仮に失敗したとしても何度でも再チャレンジできるからだ。 
ブライダル業界の未来を考えるのであれば、20歳台の若手の活躍は不可欠。実際に、20歳台のスタッフを会場のGMやマネージャーに抜擢する企業は増えている。基準は各社様々ではあるが、会社の未来を見据えるといった想いは共通している。もちろん、そのまま順調にキャリアを重ねていく人材もいれば、時期尚早で失敗してしまう若手もいる。それでも、再チャレンジの時間が豊富にあるのは、若さならではの最大の武器であり、だからこそ会社としては全力でサポートしながら、見守っていくという姿勢が大切になるだろう。せっかく経験をさせたのに、失敗したからと他企業に移籍してしまい、そこで再チャレンジに挑むというのは非常にもったいない話でもある。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月1日号)