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- 26.04.10
『オンザページ』が始動【オンザページ】
昨年11月に発表されたノバレーゼとエスクリの経営統合。4月1日、その新会社となるオンザページ(東京都中央区)が始動した。4月6日には、今後の業績予想と経営戦略説明会を開催。当日は親会社のティーケーピー(東京都新宿区、以下TKP)代表取締役社長・河野貴輝氏と、オンザページ代表取締役会長CEO・渋谷守浩氏、代表取締役社長COO・荻野洋基氏の3人が登壇した。2026年12月期の売上収益は427億8900万円、営業利益は30億円を見込む。
“兄弟関係”だった2社
TKPとノバレーゼ、エスクリの3 社の動きの発端は、2020年7 月。コロナ禍だった当時、エスクリは資本調達などを目的にTKPと資本業務提携を締結した。昨年6 月に、TKPはエスクリの創業者・岩本博氏から株を譲り受ける形で同社の筆頭株主になり、エスクリを持分法適用関連会社としていた。
一方ノバレーゼとTKPは、2024年6 月に資本業務提携を締結。同年11月、TOB(株式公開買い付け)を経て、TKPはノバレーゼを連結子会社化していた。TKPを親会社に持つ2 社は“兄弟関係”だったが、経営資源の最適化、事業シナジーの最大化などを目的に、昨年11月の経営統合発表に至った。合併により婚礼の売上に関しては、テイクアンドギヴ・ニーズに次ぐ業界2 位に躍り出た。
TKP河野社長は説明会において、「TKPのグループ会社として4 月から再スタートを切ることができました。今回の合併でブライダル業界では最大手に近いポジションになったわけですが、その効果を示し、業界の活性化に繋げることができれば、今後も統合の“波”を作っていけると考えています」と意気込みを語った。もともとノバレーゼは国際会計基準のIFRSを採用していたことなどを背景に、形式上の存続会社をノバレーゼとした。エスクリは消滅会社となったものの、今回の経営統合は『対等合併』としている。
説明会では、荻野氏から2026年12月期の業績予想サマリーも発表された。今期の売上収益は427億8900万円、営業利益は30億円をそれぞれ見込む。親会社の所有者に帰属する当期利益は16億4000万円。また、施行組数は8061組を目標に掲げる。ノバレーゼ( 1 月〜12月)、エスクリ(もともと3 月決算のため4 〜12月)の前年同期単純合算実績は7659組で、今期は+402組としている。平均単価のそれぞれの直近実績は、ノバレーゼが371万円、エスクリは386万3000円だった。今期はほぼ横ばいの376万6000円と発表した。
今回の経営統合における目的は大きく5 つ。①婚礼施設ネットワークの拡大、②知名度と競合優位性の確保、③内製化率の向上、④スケールメリットの享受とコスト削減、⑤人材とノウハウの相互補完、新規事業領域の拡大・M&Aの活用。説明会では荻野氏が、現時点での進捗状況も説明した。
①の婚礼施設ネットワークの拡大に関しては、「ゼクシィなどの既存媒体をはじめ、SNSを活用した費用対効果の高い施策の実行に向けて動き出している」と説明。もともとノバレーゼは広告代理店業を展開する子会社・Do(ドゥ)を強みに、SNS集客も強化していた。2025年12月期の通期決算は売上収益220億3900万円で、前年同期比114.2%。営業利益においても22億4700万円、同168.1%と好調に推移していた。
一方エスクリの2026年3 月期第3 四半期決算を見ると、売上高は175億7000万円で前年同期比91.3%に留まり、営業損益はマイナス3 億1600万円だった。
ノバレーゼは地方の郊外型ゲストハウス中心、エスクリは都市型ビルイン店舗を強みとしてきた。異なる出店スタイルの2社において、集客面で今後どういったシナジーが生まれていくのか、注目と言える。②の知名度と競合優位性の確保については、業界最上位の売上高となるポジションになることで、M&A、業務提携などの優先権獲得を目指していく。荻野氏は「もともとノバレーゼとしては、25〜30万人の都市を前提に出店するスタンスだった。建築費が高騰する中で適齢層がどれくらいいるのか、また流入・流出エリアの見極めをさらに細かくしていく必要がある。そのうえで、M&Aにはより注力していきたい。不動産情報などに詳しいTKPの力も加わり、条件は揃ったと感じている」とした。
③の内製化率向上に関しては、エスクリの子会社であった土木関連事業の渋谷社の存在がカギの1 つとなる。建築費が高騰する中で、今後の新規出店時に大幅なコストカットとなる点を強みに挙げた。④のスケールメリットは、食材など原価率はそのままに、クオリティの高い食材などの調達から顧客満足度にも繋げる狙いだ。⑤の人材については、TKPも含めたグループ間の人材交流も積極的に進めていく。またCRMの専任部署を設置し、成長ドライバーとしての貢献を見込んでいる。
経営統合における今年1 年間のスケジュールとして、すでに相互理解を深める取組みが全社的に始まっており、まずは広告宣伝費など経営統合のメリットを早期に生み出せる領域から、実行に移しているとした。4 〜6月にかけては、オンザページとしての最適解であるスタイル・価値観の醸成期間と位置付けている。現時点ではノバレーゼを第一営業本部、エスクリを第二営業本部とし、従来の体制を維持する。7 月には営業本部を統合し、新体制の確立を目指す予定。年内には人材交流、ナレッジ共有などを促進させ、統合のシナジー効果の最大化を図る。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月11日号)
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