NEO FLAG.（本社：神奈川県横浜市）のウェディングプロデューサー・髙橋彩さんの特に思い出に残っている結婚式は、昨年12月に担当したパーティだという。

　新郎が働くラーメン屋で出会った2人。共通の知人がいたことも後押しし、交際がスタートした。結婚式へのこだわりも強く、2人の出会いを再現VTRにまとめたほか、席札もオリジナルで制作した。
　「ラーメンにちなんで1人1人の名前を刻印したレンゲを席札に。折り目の入った招待状を組み立てていくとレンゲケースになるようにし、持ち帰れるギフトアイテムにしました。」
　パーティのコンセプトは『イッテンモノ〜みんながくれたタカラモノ〜』。自分たちらしさが伝わる唯一無二の式にしたい、ゲストの存在があって今の私達がいるというカップルの想いを汲み取り、このテーマに決定した。
　新郎がどうしても入れたかった演出が、ゲスト全員へのラーメン提供。専用ブースも用意し、店舗の仲間も加わって160人分のラーメンを作り上げた。
　ゲストが楽しめるパーティの後に、セレモニーを開催した。イッテンモノのコンセプトを表現するために、ゲスト全員による“ちぎり絵”を制作。好きな色の和紙を自由にちぎってもらい貼り付けていった。最後には家族とカップルも和紙を貼り、世界に唯一の一点物が完成した。
　「パーティ後には夫婦の自宅にも招待してもらいました。『やり切った達成感でいっぱい！』との言葉を聞いて、私自身も嬉しくなりました。」
（詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月21日号）