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  • 20.07.12

〈私の感動結婚式〉“普通の”セレモニーを開催

 コンフェット鈴鹿平安閣(三重県鈴鹿市)の支配人・森田亜希子さんは4月、LGBTのカップルを担当したが、周囲に幸せを打ち明けられない人がいることを残念に感じたという。

 2人との出会いは1月、HPからメールで問合せだった。「自分たちの記念に残るよう、チャペルでの前撮り写真だけでも撮りたい」と綴られており、森田さんは一度来会って話すべきだと考え来館を促した。
 「女性同士のカップルが式場に来て、打合せすることになりました。当施設の挙式スペースが気に入ったそうで、名古屋にある『LGBT歓迎』と打つ施設と迷ったそうですが、当社で写真を撮ることになりました。」

 当日、それぞれドレスとタキシードを着て館内で撮影を進めていった。森田さんは前日からある思いを抱いていた。
 「現在支配人で、プランナーとしてもキャリアを積んできましたが、実は2人のようなカップルを担当するのは初めてで戸惑っていた部分もありました。打合せをしていくにつれて『“普通”の愛し合ったカップル』と思うようになりました。言葉のイメージで、『“特殊な”人たち』と考えだけが先行していたのですが、そこから2人に喜んでもらうには、やはり写真だけではなく、セレモニーも行ったほうが良いのではと思い始めました。」
 撮影当日、指輪交換のシーンを撮る際、リングを外すときにこっそりと「私達が証人になるので、2人だけの挙式を、今行いませんか」と提案。すると、1人がその場で涙を流したのだった。
 「パートナーも見たことのないほどの嬉し涙だったようです。『LGBTだから結婚式をするのは恥ずかしい、やるべきでない』と2人の中でも葛藤があり、一気に緊張がほぐれたようでした。普段からカップルの幸せの瞬間に立ち会ってきましたが、どのような境遇の人でも普通にセレモニーができるよう、声をかけていきたい。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月1日号)