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  • 20.07.02

〈私の感動結婚式〉【あいことば】がコンセプト

 ホテル椿山荘東京(東京都文京区)のホテル婚礼予約課・渡辺昌恵さんの思い出の結婚式は、昨年の冬に担当した後輩カップルのパーティ。『式は挙げたくない』と言っていたが、間に入って2人の人生を一緒に考えられたことが印象深いと話す。

 新郎新婦はグループホテルに勤めており、目立ちたくないとの理由から式には後ろ向きだった。一方で、『上司から親のためにしたほうがいい』と勧められ、しぶしぶ挙式を決定。2人と一緒に働いていた渡辺さんが指名され、担当することになった。渡辺さんはなんとしてでも『式を挙げてよかった』と感じてもらえるよう、コンセプトウエディングをカップルに勧めた。
 「ヒアリングで分かったのは、同棲するなかで『ありがとう』を口に出すという約束をしていること。そこで仲良くなるための【あいことば】、『ありがとう』が溢れる日にしようと式のコンセプトを固めました。」
 式当日、ゲストから2人に贈りたい感謝の言葉をカードに書いてもらいファイリング。料理は、館内のレストラン・みゆきで働く新婦のために、調理長達がオリジナル前菜を考案し新郎新婦をお祝いした。
 渡辺さんは更に、サプライズを仕掛けていた。
 「新婦は幼い頃に両親が離婚し母のもとで育ち、新郎は両親が不仲という事情を聞いていました。せっかく結婚式を挙げるなら親からの想いも知ってほしいと、カップルに贈る【あいことば】を聞き出し、内緒でムービーを作成しました。」
 新婦母は【信じあうこと】、新郎父からは【1日1回ハグしよう】というメッセージをカップルにかけてもらった。新郎の母には当日、ムービーの上映後にインタビュー。『2人にはありがとうしかありません』と涙ながらにコメントをした。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、6月21日号)