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  • 20.06.01

〈私の感動結婚式〉後遺症 残る父が見せた笑顔

 ウエディングプロデュース・PEANNE(東京都足立区)の代表取締役/プロデューサー・岩泉ピアンさんは、2016年に担当した新郎の父の笑顔に、結婚式が持つ可能性を感じたという。 
 新郎のお父さんは脳梗塞で介護を要する生活。外出出来ても10~15分が限界だった。一方で新郎は結婚式にどうしても父を呼びたく、岩泉さんに「自宅で開催したい」と相談を寄せた。 
 「お父さんの状態を確認するために家にお邪魔しましたが、スペース的な問題もあり、自宅での開催は難しいと判断。お母さんに至っては、『夫の参加はきっと無理』と“諦めモード”でした。一方で『父のいない結婚式なら挙げる意味がない』との新郎の強い想いもあり、どうにかできないかとアイデアを練り始めました。」 
 新郎の自宅周辺を歩いていると、ある福祉施設が岩泉さんの目に止まった。自宅からは20分以内の距離で、建物の内部を確認したところ、挙式ができそうなスペースを1 室発見。新郎家族も「ここならお父さんも大丈夫」となり、同施設での開催が決定した。 
 式当日、新郎の父は車椅子で参加。後遺症により体はもちろん表情筋もうまく動かせなかったが、息子の袴姿を見て安堵したのか、数年ぶりに満面の笑顔を家族に見せたという。 
 「結婚式が持つパワーは無限大だと改めて感じました。当初新婦のお母さんはホテルやゲストハウスでの“通常”の式を希望していましたが、『大切な想いを伝えることは何にも代えられないですね』と話し、笑顔の連鎖が生まれました。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月1-21日号)