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  • 社説:潮目
  • 20.03.17

幸せ産業だからこそできる「笑顔のシェア」を広げよう

 新型コロナウイルスの影響が、ブライダル業界にも直撃している。学校の休校の要請などが政府から発表される度に、各社は結婚式の延期対応に追われている。当初は従来通りに実費やキャンセル料金を求めていた企業も、イベントの自粛ムードが高まるにつれ、対応の随時変更を余儀なくされている。その度に新郎新婦への説明に追われ、大手企業の中には延期が100件に達したというところも。外出に関しても控える傾向となり、2 月末日以降の新規来館が全くなくなってしまったという会場も。予定通り結婚式を実施することに、社会的にも厳しい目が向けられる状況へ一気に変化している。 
 先日プレ花嫁向けのアンケートを実施したウエディングソムリエによれば、結婚式を予定通り開催しようとしていたユーザーに対し、インスタ上で【このご時勢に非常識】といった見知らぬDMが入ってきたという。実施したいと考えている新郎新婦が多い一方で、今の時期の開催に対して批判の声も高まり、新郎新婦もまた被害者となっている。
 現実的な判断として、延期止む無しの状況になっている今、直近の資金繰りが悪化する会場、パートナー企業も出てくるだろう。政府も繋ぎ融資によってセーフティネットを張り巡らせる方針を掲げているが、より速やかな対応が求められる。3 月分の決済に間に合わせる必要があるという企業も多いからだ。
 取材でも、延期組数の増加、施設の休館、新郎新婦への対応による疲労、パートナー企業の苦境などあちらこちらで耳にする日々であるが、1 面で紹介しているタイムレスが引菓子を子供たちにプレゼントするという対応は、改めてこうした時勢にあってもブライダル業界が出来ることだ。【笑顔のシェア】は、ブライダル業界だからこその取組みであり、ピンチをチャンスに変える発想転換でもある。 

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月11日号)