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  • 社説:潮目
  • 20.02.11

大切な人に向けて自分の言葉での「誓い」が挙式の魅力を高める

 昨年、ツイッターで拡散された海外の結婚式の動画。シングルマザーと結婚をする新郎が、その娘に対して「幸せにする」と誓うシーンが映し出されたものだ。注目したのは、結婚式などの幸せな投稿に対してネガティブにとらえがちなツイッターユーザーたちから、「感動した」、「私もこんな結婚がしたい」など肯定的なコメントが寄せられていた点。これはブライダル業界に、大きな可能性を示唆している。
 結婚式の感動的なシーンと言えば、花嫁の手紙。各企業でも、プロモーション戦略としてこのシーンの動画をアップしていることが多い。これはこれで感動を与えるという点で効果的ではあるが、挙式場を持たないパーティ会場であっても、花嫁の手紙の感動シーンは生まれる。結婚式業の象徴ともいえる挙式で、こうした感動的なシーンを作り出すことが、本来の優位性を高めることになる。
 ブライダル企業の動画を見てみると、挙式シーンにクローズアップしている企業はまだ一部に過ぎない。それもそのはず、短時間かつ売り上げ構成も少ない挙式は、効率が優先され形骸化している。人前式であっても同様だ。会場独自、新郎新婦オリジナルなど違いを生み出すことが難しく、例え動画を撮影してもほとんど同じ内容ばかりになる。どれも同じであれば、そこに感動は生まれない。
 挙式プロデュースのオフィースマリアージュ・安部トシ子氏は、「挙式で大切なことは誓い。」と語っている。誓いは新郎新婦の間でなければいけないという決まりはなく、誰に対して誓ってもいいとのことだ。前述の海外でのシングルマザーの結婚式のように、父になる新郎から連れ子への誓いも、決して特別なことではない。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月1日号)