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  • 社説:潮目
  • 19.09.02

ナシ婚理由の4番目が再婚

 みんなのウェディングが毎年実施している、「ナシ婚」に関する調査。6 月に発表した2019年調査では、「経済的事情(費用が高い、資金がない)」21.8%、「セレモニー的行為が嫌で、挙式や披露宴自体を行いたくなかった」18.0%、「授かり婚、おめでた婚のため」16.5%と、3 大理由は昨年と同様であった。注目すべきは、昨年は3 大理由に続いて「挙式や披露宴以外のことにお金を使いたい」(8.2%)、「家庭の事情」(7.6%)であり、これに続いて6 番目に挙がっていた「再婚のため」(7.0%)だが、今年は4 番目にまで跳ね上がっていることだ。割合も10.4%にまで高まるなど、今後再婚だから結婚式をしないという人が増えていくことも十分に予想される。
 人口動態調査でも明らかになっている通り、現在全体の婚姻件数のうち、4 分の1 にあたる割合で、共にまたは夫・妻どちらかが再婚となっている。ブライダル業界としては見過ごせないボリュームであるわけだが、実際はなかなかこのゾーンへのアプローチが進んでいない。逆に見れば、この層をしっかりと獲得することで、まだまだ可能性が広がるということになる。
 再婚カップルの場合、どうしても結婚式に対して後ろ向きになりがちだ。一度目の結婚で式をしている場合、当然2 度目以降で列席者も呼べないという考えになりがちだ。再婚の男性と結婚した女性から聞いた話として、若い時に結婚式をした前妻と比較されたくないという微妙な感情もあって、ウエディングドレスも着たくなかったという。夫婦どちらかに子供がいる場合は、そもそも結婚式をしようという発想にはなかなか至らないという声もある。
 再婚カップルの場合、本来は初婚よりも年齢層が高まる。つまりは資金的にも十分結婚式を行えるケースも多い。そう考えると、やはりこの層を獲得できていないのはもったいない話だ。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月21日号)