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  • 社説:潮目
  • 19.01.31

【信用】から【信頼】に高める 担当一貫制の強みは顧客との関係性

 当日までの担当一貫制により、顧客満足度を高めているテイクアンドギヴ・ニーズ(東京都品川区)。代表取締役社長の岩瀬賢治氏は、「この人に任せようと決めてくれた顧客に対し、そのスタッフが最後まで一貫して担当するのは当然のこと。」と語っている。
 担当一貫制を採用する施設の満足度は高い。ブラスも全ての施設でこのスタイルにこだわり、昨年のオリコンランキングでは全項目でトップに立つなど、顧客満足度の高さが証明されている。T&G、ブラス共に、インスタグラムでの顧客からの評判を表す、会場ハッシュタグへの投稿も非常に活発であり、顧客満足度がSNS上でも好循環を生んでいる。評判が会場選択において重視される時代に、これは今後の大きなアドバンテージになるだろう。
 担当一貫制については、会場の規模によるところも大きい。T&G、ブラス共に原則1チャペル1 バンケットの施設展開。新規から当日までを一貫制で対応することが可能だ。これが複数バンケットになってくると全体施行数も増え、その分の人数確保も必要になる。分業制の方がより効率的であり、経営的側面から見ればどちらが正しいかという判断も難しい。
 一つ言えることは、両社共に担当一貫制を通じて、しっかりと【信頼】を得られている点だ。顧客満足度の高さが、それを表している。【信用】以上の【信頼】をいかに得られるかどうか。これは、現状のブライダルにおいて欠かせないテーマでもある。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月21日号)