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  • 社説:潮目
  • 18.10.15

ライバル会場へのスパイ行為姑息な手段は自分の首を絞めるだけ

 人前式の本来の魅力、価値を語る有賀明美氏。これは何も人前式に限らない。恐らく結婚式の全てにおいて、そこにどんな意味があるのか、2 人にとって何故必要なのかを深掘りし追求していくことで、結婚式そのものの価値が高まっていく。
 最近ではどの会場でも当たり前に行われているお色直しエスコートであるが、最初に行ったのは有賀氏であった。20年前にふとしたキッカケから実施してみたところ、いい演出だということで多くの結婚式場に伝わっていったという。
 「当時、披露宴の入退場は新郎新婦2 人というのが一般的でした。私が担当した結婚式で、目に入ったのがお祝いの席にも関わらず号泣している男の子。その子は新婦の弟で、大好きなお姉ちゃんが結婚してしまう。好きすぎるからこそ、明日から別々になってしまうことが悲しいと泣いていました。そこで、中座の前に新郎の席に向かい、新婦の弟さんがあれだけ泣いているので、出来たら中座のエスコートをその子に譲ってもらえないかと頼んだところ、新郎にも快く応じてもらえました。中座する大好きなお姉ちゃんに、しがみつくように一緒に歩くその光景は、親族をはじめゲストの心にも伝わり結婚式全体の温度感を温かいものにしてくれました。」
 予期しない人との中座にも、そこに意味があれば素敵なシーンになるだろうと思って実施したわけだが、このお色直しエスコートも現在では一般化定番化している。そうなると、意味づけの乏しい演出の一つとして横行してしまうのがブライダル業界の現実だ。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月1日号)