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  • 17.11.02

【トップランナー】カップルの想いをチーム内で共有する(Prima! Wedding 主宰/ウェディングナビゲーター 清水 恩さん)

 昨今頻繁に耳にするようになった「コンセプトウエディング」。清水氏が考えるウエディングのコンセプトとは何を指すのか。
 「コンセプトとは、結婚式の全体像を分かりやすく伝える、いわば設計図のようなもの。これからどんな結婚式が生まれるかを、カップルはもちろんパートナー企業を含めたチームメンバーにも想像させるためのものです。」
 「コンセプトを立てることで、どんなメリットがあるのかというと、チームが同じ“軸”でいられるようになります。結婚式の打ち合わせは、それぞれの担当スタッフが個々に行なっていきます。ドレスコーディネーターは衣裳に関して相談を受け、フローリストはブーケの話を。ヘアメイクは髪型をどうするのかを決めていくわけです。それぞれの道のプロが集まって結婚式という1つのものを創り上げる。明確なコンセプトがあることで、各々が新郎新婦と打ち合わせをした時に目指すべき指針によって、全体像を俯瞰しながら各メンバーがいい提案ができるようになります。」
 結婚式当日に向けてプランナーを中心に様々な準備を進めていくが、その中で欠かせないのがチーム間での情報共有だ。
 「例えばプランナーが衣裳に関するある質問をするとします。その後ドレスショップにてスタイリストから同じ質問を受ける。ヘアメイクリハの際にも、美容師から同じことを聞かれる。結果、新郎新婦は『何回同じことを聞いてくるのだろう』と不快感を抱いてしまい、チームのプロ意識に疑問を感じ始めるのです。メンバー内で情報共有がきちんとされているかは、マストな条件と言えるでしょう。」
 「カップルにとっての優先順位もパートナー企業は頭に入れておくべきです。予算の中で何にこだわりたいのか、事前の理解が必要。こうしたことが新郎新婦の安心に繋がり、結果、いい提案から単価が上がっても、このプロフェッショナルたちに任せたいと思ってもらえるのです。」
 当日施行に入る直前も、メンバー同士情報共有は欠かせないという。
 「結婚式当日に関しては、学生のアルバイトがサービススタッフで入り、列席者たちと一番近い距離で接していくことになります。タイムスケジュールなど、動きに関する伝達事項はもちろんですが、ぜひ式の前に、新郎新婦はどんな人なのか、なぜ結婚式を挙げるのか、数ある式場の中からなぜ私たちに依頼してくれたのか、『2人の想い』を全員で共有してみて下さい。キャプテンはもちろんですが、サービススタッフがそれを知ることにより、新郎新婦の想いに応えるためにどう動くかを、考えてくれるようになります。結婚式を創るのは、もちろんウエディングのプロフェッショナルたち。私はそのプロたちに、『こう動いてね!』と指示はできるだけしないようにしています。新郎新婦の想いがしっかりチーム内で浸透していれば、フラワーならフラワー、サービスならサービスと、その道のプロがベストな行動を取ってくれるので、指示ではなく情報を共有することが大切なわけです。」