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  • 25.08.21

『GOOD WEDDING AWARD 2025』〝普通〞の結婚式のため 裏側で〝特別〞な配慮を

 武内さんは“普通”の結婚式を挙げるために、その裏で“特別”な工夫を図ったプランニングを発表した。
 新婦の母は癌で入院療養中、姉は加工的な香りにアレルギーを持っている“特別”な背景があった。「家族に晴れ姿を見てほしい」という、結婚式における“当たり前”の新婦の願いを叶えたいと、武内さんは新婦の母と姉を最優先に考え、ヒアリングを進めていった。
 一方で、「当日母が別室にいても、流れは止めずに進めてほしい」と話す新婦。それを聞いた武内さんは、カップルにとって家族はかけがえのない存在であると同時に、ゲスト全員も大切ということに気付いた。それ以降は母と姉の特別な事情を最優先するのではなく、ゲストの人柄などをヒアリングするプランニングに切り替えていった。
 そんななか新婦から、「母の峠は式の2週間前かもしれない。それでも式は予定通りやりたい」との連絡が入った。一方で、結婚式を生きる希望としていた母は回復を見せ、式当日も参列できることになった。そこで、特別感を出さない“普通”の結婚式を創るために、武内さんとチームは奔走を続けた。
 香りに関しては、前日から換気を実施。厨房チームにはメニューの変更を依頼し、美容スタッフには香りの少ない化粧品を使用してほしいとリクエストした。挙式会場は姉にとって苦手な香りということが発覚し、入り口のドア部分をオープンにして、バージンロードの手前から妹の晴れ姿を見られるように。チャペルの外にいるという疎外感を感じさせないように、専属スタッフもアサインし、式を見届けられるようにした。
 体調面から控え室で休む新婦・母の離席中は、進行の間延びを感じさせないよう、サービススタッフはゲスト同士での写真撮影を促し、調理チームからもゲストに話し掛けるようにした。式前には武内さんから、カップルの想いなどをメンバーに共有。チーム一丸となって、“特別”な配慮を感じさせない結婚式の成功に繋げた。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月21日号)