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  • 18.11.04

企画7[ブライダルのV字回復 復活事例を検証]地方会場は信頼・安心をプロモーション〔ニューバリューフロンティア 代表取締役 髙宮孝一郎氏〕

  ――北陸にあるこの会場は、立地的に大きなハンデを背負っていたそうですが。
 髙宮「会場は、県内の中心地域の隣の市にあり、車でも30分かかる立地です。さらに会場の周りには畑と田んぼが広がり、徐々に新興住宅地が出来てきたという場所。ブライダルの立地としては、どうしてこんなところにと誰もが思うでしょう(笑)。県全域で結婚式場は約40軒。そのうち約90%が中心市内にあります。そのため、結婚式場選びの際にも、検討は自ずと中心地となり、完全に回遊から外れている状態でした。そのために、まずは一人でも多くの人に会場の存在を知ってもらうことを重視していきました。」
 ――それでも運営を決断した理由とは。
 髙宮「そもそも立地的なハンデがある会場でしたが、唯一の武器は県内には珍しい大聖堂型のチャペル。大聖堂型は、それだけで差別化になり、息も長く、安定して160件獲得できたら十分に利益が出ます。中心地から離れてはいるけれど、あそこにしかないから行ってみようという可能性もありました。そこで、まず
は写真を一から見直しました。武器である大聖堂は、視認性が高いかどうか。かつセンスが良い写真に変更。さらにバンケットにも興味を持ってもらうために、森の中をイメージ。他の会場ではなかったテイストを前面に打ち出す為、白いバンケット全体に緑を這わせました。高砂の背面、照明、壁、さらに全ての椅子に緑をあしらうことで、視認性も高くかつ森の中というイメージも打ち出したわけです。リニューアルの費用を抑えながら特徴を浮き出たせました。」
 ――視認性を高めると共に、特定のエリアにターゲットを絞った対応も進めたそうですね。
 髙宮「県内の地図を持ってきて、来館者の分布を記していくと、当然隣接した県内中心エリアからは安定して集客出来ていました。一方で、注目したのがその反対にある地域です。その地域には結婚式場が少ないわけですが、せっかく中心エリアへの通り道に当会場が位置しているにも関わらず、素通りしていました。どうやって素通りすることなく、その地域から来館してもらえるか。そのために、エリア限定のフェア、エリア限定の特典などを強化しました。○○市在住の人向けを明確にすることで、上積みで来館も確保できたわけです。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月21日号)