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  • 18.08.02

designer’sEYES “第6回”ブランディングは「信頼の積み重ね」【スマイルディーシー 代表 ワキリエ氏】

  式場過多で集客難に直面する婚礼施設も多い今、デザインやブランディングでどのように集客を盛り上げ、企業価値を高めていくのか。施設デザインのザ ホールデザインの杉山敦彦氏と、ビジュアルディレクションなどで活躍するスマイルディーシーのワキリエ氏が、ブライダル産業フェアで「ビジュアルに強い会場」のポイントを語った。

Point❶2人が大切にするデザインや重用視する部分とは
 杉山「重要なのは、集客に繋がる空間デザインになっているかということ。ウエディングは、雑誌やホームページで見る写真をきっかけにカップルが来館するわけですから、写真を撮った時にどうエンドユーザーの印象に残るかが大事でしょう。実際に来館し、天井や床を見た時の印象と、写真で写りこむ施設の様子は、どちらの方がインパクトが大きく、記憶に残るかといえば後者ですから。また、成約率に繋がる会場であることも大事ですね。『写真はおしゃれだったのに、イメージと違った』という意見は絶対に出てはいけないですし、プランナーの会話との整合性があるのかどうかも重要なポイントです。」
 ワキ「最近感じるのが、マーケットを意識しすぎて、ビジュアルが似ている会場が本当に増えたということ。レストランや大聖堂、和婚に強い会場など、タイプは異なるのに、写真の雰囲気が似通っているなと。『あの会場が人気だから真似てみよう』では、その強みは半年も持ちませんし、いたちごっこの繰り返し。お金が本当にもったいない(笑)!どんな花嫁をメインターゲットにするかは、広告ビジュアルにおいてはもちろん考えるべき1 つの指標ですが、自分たちはどこを目指し、どうありたいのか。その明確な考えや意思がなければ、差別化は難しくなり、結果、集客出来なくなる時代だと感じます。4 ~ 5 年の長いスパンで伝えていきたい『残っていくビジュアル』と、トレンドも上手く取り入れた『変えていくビジュアル』、この2 つの素材を用意していくことも大切かと思います。」
 杉山「新店のオープンや改装時には、何年かけて投資額を回収するのかを考えるわけですが、空間デザインの寿命と紙面の流行の移り変わりのギャップが大きいと感じます。例えば7年の回収予定で施設を建てたのに、結局2 年しかそのトレンドが持たなかったというケースを耳にしたことがあります。周りに流されることなく、どんな施設を作りたいのか、どんなサービスを提供したいのか。想いを口に出来ない場合は、そもそも当人たちが考えなくなっている可能性もあるかと。ブライダル従事者の想いや、企業の確固たる考えが“核”となり、それがブランディングに繋がっていくわけです。ブランディングがされていなければ、そもそもマーケティングも難しいでしょう。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月21日号)