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  • 社説:潮目
  • 22.07.20

多様化に合わせた商品

集客段階から幅広い選択肢を
 多様化の進んでいる状況で、人数で区分けをすることは難しくなっているという声もある。会場では便宜的に30名以上を通常帯、それ以下を少人数などに分けているものの、その中身については様々だ。一口に少人数と言っても、もともと通常帯の結婚式を志向し予算を取っていたものの、タイミングを逸して少人数にせざるを得なかった。そもそも費用がないために、安価な少人数を選択した。家族、親族のみ。一方で挙式はコロナ禍に済ませているため、友人知人のみなど。少人数ゾーンだけをみてもこれだけ多様化は進んでおり、結婚式全体であればさらにバラエティは広がっている。当然、個々のニーズに合わせた新規接客、打合せ、提案が求められる。
 特に集客段階において、多様化する志向にどれだけ合わせられるのかは大切だ。情報誌の場合には限られた誌面の中での情報提供となるため、どうしても幅広いラインナップの告知には限界がある。ネットであればそれもカバーできるが、メディア毎のユーザー特性もあり、的外れなプランを出しても効果はない。その点、SNSの活用は様々な志向を持っている層に対して、幅広くアプローチすることも可能。ウエディングメディアを参考にせず、結婚式を実施するのかどうかもまだ考えていない人にもリーチでき、志向に刺さる商品を提案出来れば新たな集客手段となる。
 会場関係者からも多様化の言葉は頻繁に聞かれるようになったが、それに合わせた対応は出来ているか。特に集客面では、まだまだ出来ることも多いのではないか。マーケティング手法はもちろんであるが、それ以前に多様化するユーザーに合わせた商品プランなどのラインナップがまだまだ足りない。多様化を本気で取り込んでいこうとするのであれば、様々な志向に合わせた幅広い商品を用意。少人数についても一緒くたにするのではなく、それぞれのニーズに合わせた料金、商品内容をまとめていくべきだろう。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月11日号)