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  • 社説:潮目
  • 22.03.11

人と人との繋がりで集客

 情報誌、WEBといった空中戦以外の【地道集客】は、人と人との繋がりがベースになる。特に地方中小会場であれば、スタッフも地域出身者が多く、同じ年代の同級生、同窓生との繋がりがあればこそ、本来は紹介がさらに高まってもいいものだ。紹介の多い会場と、少ない会場に違いは、結局のところ提供している結婚式の信頼感による。商品内容、料金が見合っているか、顧客満足度が高いかどうか。自社の結婚式に胸を張れる社員がいてこそ、自信を持って紹介してくれるわけだ。
 先日、あるブライダル企業に勤める女性が結婚式を迎えたが、結婚式をしたのは自社とは関係のない会場であった。場所は2 人の出身地に近いところで、その企業は当該エリアに会場を展開していなかったため別のところに決めたそうだが、一方で「言い訳ができて良かった」という言葉も。仮にそのエリアに会場を展開していれば、当然自分の勤めている企業で式をしなければならなかったわけだが、本音の部分ではそれは嫌だったという。実際に、こうした話はよく耳にするものだ。
 これもよく聞く話だが、ブライダル企業に従事していると、結婚式の裏側を知ることになり、結局自分の時にはしないという決断をする人もいる。自会場ではなく、他社を選ぶというケースも含めて、自会場の結婚式に働いている人そのものが満足していないから、自分の時には敬遠するということが多いのは本当に寂しい限りだ。
 顧客に対しては、結婚式を開催する意義を一生懸命伝え、自社の結婚式の素晴らしさを語る。ところがいざ自分の時になると、ナシ婚になる、仮に実施したとしても他の場所を選択するというのは、営業上の口先だけと思われても仕方がない。もちろん結婚式を必ず自社で開催するよう強制はできず、さらにそれぞれの志向は異なり、抱えている事情もあるだろう。中には、勉強のためにあえて他の式場での結婚式を経験してみたいというケースもある(本音かどうかは別として)。ただ、一番の選択肢としては、少なくとも自らが自信を持って販売している結婚式を検討してもらいたいものだ。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月1日号)