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  • 社説:潮目
  • 21.05.15

列席することへの迷いが

 あるツイッターの投稿。小さな子供のいる家庭の奥さんが、GW中に結婚式に出席する旦那さんに対する愚痴をつぶやいている。これだけ感染が拡大している状況(当時は緊急事態宣言前)で、結婚式に出席することが信じられない。また、こんな時期に結婚式を開催する新郎新婦の常識を疑うという内容だ。こうした投稿は、緊急事態宣言が発令された今後も増えていくことが考えられる。と同時に、結婚式の未来にも大きな影響を与えてしまうことが不安だ。

 ブライダル業界は相対する新郎新婦の悩みに寄り添い、その上でどのようにしたら安全に結婚式を開催できるかをこの1年試行錯誤してきた。新郎新婦が結婚式を開催すると決めれば、それを万全にサポートすることが使命である。それがゆえに、結婚式に参加する立場の列席者目線に立つ意識が、やや欠けているという現場も多い。通常時であれば問題にならないが、感染拡大や緊急事態宣言が発出された場合には、結婚式に列席すること自体に大きな葛藤が生じ、だからこそ様々な判断の中にはその意識に配慮することも大切だと感じる。
 緊急事態宣言の内容は、業界から見れば結婚式がどのように扱われるかが最も気になる部分であった。今回は酒類の提供自粛、1.5時間内の開催要請などが決定した。それと同時に意識しなければならないのが、宣言発令地域の住民に対しては、極力外出をしないことが呼びかけられていること。また、宣言地域とそうでない場所への移動自粛も、内容に含まれる。特に今回は結婚式が不要不急ではないと明記されなかったことで、逆に言えば結婚式に出席するための外出もまた、不要不急にあたるという状況になった。これはゲストの意識を、大きく変えることになる。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月1日号)