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  • 21.04.13

投資ファンドが買収した意味【イロドリ】

今回の投資ファンドによる買収は、ブライダル業界のMA市場にも大きな影響を与えるのではという意見もある。業界特化のMA仲介会社イロドリ(東京都新宿区)の千々木綾社長に、専門家としての視点を聞いた。

――今回の売却のタイミングをどのように見ていますか。
千々木「一般論として、千趣会のベルメゾン事業が好調になっているからこそ、事業を整理しやすいタイミングであったかと。条件面で多少譲歩しても、いま判断した方がこれ以上の損失を切ることができますから。最初に買収した時は、引出物、若い女性をターゲットにしている点でシナジー効果の発想があったのでしょうが、ここにきてブライダルとの繋がりがそれほど見いだせなくなったからこそ、売却のタイミングだったのでしょう。」

――こうした形での事業譲渡の案件は、今後も可能性があると思われますが。
千々木「本業が別事業で、ブライダルを展開している立ち位置が似た会社については、経営者の考え方次第で今後も出てくる可能性があるかと。コロナによるブライダルの業績不振は、本業を圧迫してしまう可能性もあり、整理する理由になりますから。ブライダルに関しては、予約も残っていてコロナが落ち着けば以前のように戻るというシナリオが描きやすい。そのため、買収側にとっても、回復すればそれなりの利益を得られることを前提に、今の安いタイミングで買えるというのは魅力的でもあります。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月1日号)