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  • 20.09.20

オンライン面接など特別強化対策も展開

 新型コロナウイルスの波は、教育現場にも大きな影響を与えている。ウエディングの仕事に憧れを抱き、高校卒業と同時に専門学校へ入学を決めた“金の卵”たちへの打撃も、想像以上に大きくなっている。

 ブライダル業界への就職を目指す学生の、8月末時点での今年と前年の内定率は、昨年度の結果を見ると夏時点ですでに50%以上の学生が内定を獲得している状況が目立ち、特に高い学校では80~90%台を記録していた。
 一方で今年度の結果は40%台というケースも多く、もっとも高くても50%台に留まる結果だった。20%台で推移している学校も散見される。前年と比較すると極めて低い数値だが、コロナ禍における今年度の就職状況の厳しさを物語っている。
 アンケートの回答や学校関係者からのヒアリングを実施していくと、教員や就職指導担当もイレギュラー対応に追われていることが伝わってきた。内定をもらっていない学生向けの個別相談や親を交えた三者面談の強化、“当然”となったオンライン面接の指導など、例年以上の採用サポートに注力している。求人情報を学生に共有することも重要であるが、情報開示していない企業には電話などでアプローチ。採用枠がないか、1社ずつ確認を入れている状況だ。
 学校側からは「1人でもいいので採用枠があれば教えてほしい」といった声が数多くあがった一方で、教員・就職担当者がもう1つ口にしていたのは、「延期やキャンセルで結婚式や一般宴会がなければ、アルバイトのシフトインはもちろん、新卒採用の見送りの判断も理解できる」というもの。内定を勝ち取れるよう学生を二人三脚でサポートする体制を整えているわけだが、現場出身の教員なども多いことから、企業側が抱える苦しさにも理解を示していた。

 業界を目指す“金の卵”たちは、これからのウエディングを支えていく貴重な存在。一方で、なかには企業の対応にショックを受けたという学生の声も。「オンライン面接がたった10分で終了し、その5分後には不採用の通知が届いた」、「エントリーシートを提出後音沙汰がなく、こちらから電話をしたら『採用活動は終了した』と言われた」など。業界自体に強い憧れを持つ人材だからこそ、その対応に落胆するケースも少なくないようだ。大きな夢を消さないためにも、企業側の“誠意”ある姿勢も求められている。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、9月11日号)