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  • 社説:潮目
  • 20.06.23

もてはやされるオンライン

 結婚式の【集う】ことへの解決策として次々に登場しているのが、オンライン結婚式だ。人が集まって飲みに行くこともできないため、代わりにオンライン飲み会が人気となった。結婚式も同じ理屈から、全てをオンラインで開催するという風潮が出てきた。著作権などの大きな課題はあるものの、フリー音源の利用、音楽を使用しない方法などによってそれも解消できる。
 確かに3密とは無縁のオンライン結婚式は、コロナの感染予防には最強のサービスでもある。ただ、結婚式をしようと考えていた(今後考えている)、多くの新郎新婦を救うことになるかは別の問題。実際に、各式場では日程変更が90%以上を占めている。これは新郎新婦が、オンラインという感染予防面で最強のサービスに流れることなく、いつならば集うことができるか、どうしたら開催できるのかということを最重点に考えていることを表わしている。
 オンラインを活用したサービスを提供していた結婚式は、これまでも存在していた。どうしても来られない大切な人と、オンラインでつなぐなど。こうしたリアルとオンラインの併用は、状況に応じて今後も必要だろう。
 最近はコロナ禍の新しい流れとしてオンライン結婚式が注目を集め、一般メディアももてはやす傾向だ。先日もある新聞社のデジタル版で、今後の主流になりうる結婚式として取り上げられていた。新郎新婦、ゲスト双方の様々な【負担】が解消されるという側面から、今後広まっていくかもしれないと。果たしてそうだろうか。この【負担】と指摘されていることを、負担だとは思わずに大切なことと考えている人が結婚式を挙げる。ゲストも同様に、わざわざ時間や費用を使うことを負担と捉えず、純粋に2人を祝福したいからこそ集う。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、6月11日号)