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  • 社説:潮目
  • 20.06.14

挙式・披露宴【同日・同一会場で開催】のスタンダードから発想転換

 トップインタビューを通して感じたのは、多くの経営者は厳しい状況が当分は継続するだろうとの見方をしている。集うことへの自粛傾向と共に県をまたいでの移動が伴う結婚式は、通常通りに開催しようという機運になるには一定の時間もかかるのではと。最悪のシナリオの準備のために、資金調達を進めている。
 現状は日程延期が大半を占めている。受注残もあり先が読める状況ではあるが、一方で当座のキャッシュフローとの兼ね合いが頭を悩ませる種になっている。本来は延期であっても料金を取れる契約となっている会場が多いものの、コロナの状況で果たして杓子定規に請求できるか。実際に延期料金無料対応を進める企業もあるため、標準がそちらに寄っている。
 当座の資金を確保するためにも、延期料金を取りたい(開催当日の料金に充当する場合も多いが)。しかしこの対応を進めれば批判が殺到する。実際に、延期料金を請求している企業がSNSで大炎上している事実もあり、その判断は非常に難しくなっている。
 そうした中、静岡の鳥善が、結婚式の2部制をスタートした。その日に結婚式をやりたいという場合には、先に挙式、親族のみの会食会などを開催する。会社関係、友人などを招く多人数のパーティは、後日コロナが収束した段階での実施を可能とするプランだ。予算に関しても、パートナー企業の協力なども得て、当初の想定していた範囲内で抑えていく方針だ。
 今の時期は、挙式、親族による披露宴、会社関係・友人知人を招いたパーティを分けて考えることが必要だ。同日に同一の場所で開催するのがこれまでの結婚式のスタンダードであったが、それでは多人数が集う不安感を解消することは難しい。今の時期はその発想を変えて、出来ること、後日にした方がいいことを分ける。そうすれば、様々なアイデアが出てくる。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、6月1日号)