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  • 19.05.31

~Serviceの世界 連載2~毎日ゲストから感謝の言葉を聞ける喜び【スギハラサポートサービス 営業部 課長 小川篤氏】

 【サービスの仕事】
 「毎日ゲストから『ありがとう』という言葉を聞けることが魅力です。私にも顧客にも自然と笑顔が生まれます。話すことが好きな人には天職ですね。常連の顧客から『小川さん、また来たよ』や、私の休日に来店して『この前は居なかったね』とお叱りを受けることも(笑)。接客で話をすることによって、その人の魅力や人生の背景を知ることもできます。私の今の夢はこの業界で働く人達にもっと楽しんでもらうこと。飲食業は料理を提供するだけではありません。従業員同士やゲストとの絆を深める可能性を沢山持っています。」
【サービスマンの心構え】
 「私の大学卒業時は就職氷河期。地元の千葉県に戻りホテルでアルバイトをしていました。当時の総支配人が『おもてなし』の精神を地で行く人柄で、私はそれに共感したものです。ホテルのコンセプトは『いい日、いい時、特別な日』。例えば子供が100点を取ったということでも、ちょっといい日になります。そんな時はいつもの食事ではなく、ホテルでお祝いの料理を食べてほしいと。結婚式以外にも子供の成長を祝うアニバーサリー記念の食事会『七五三披露宴』にも力を入れていました。祖父母が孫のためにお金を出すイベント。そんなホスピタリティ精神に感銘を受けたことも、現在の仕事に対する心構えに繋がっています。」
【結婚式、現場の魅力】
 「飲食店勤務時代に、カラオケボックスで披露宴をしたいと希望したカップルがいました。当時カラオケボックスのパーティールーム利用を提案し始めていたのですが、あくまでも2次会を想定。2人は障害を持っていて、大袈裟なことはしたくないが、感謝を込めてゲストに施設の人を呼びたいと望んでいました。私は力になりたいと思い、通常打合せは2回程度のところを、4回に増やしとことんフォローしました。挨拶の原稿も私が原案を作り、ゲストへのプチギフトの贈呈も提案。当日まで2人はどこか負い目があったようでとても緊張していました。私は『とにかく笑顔でいましょう、楽しみましょう。あっという間に時間は過ぎていきますよ』と励ましました。披露宴には2人のために40名のゲストが参加。終了後は『本当に時間があっという間に過ぎた。来てくれた人も楽しんでくれた。ありがとう!』と最高の言葉をもらい、この一言のために頑張ってきたのだと感じました。」
【キャプテンとしての責任】
 「自分の目で確認し、どこで誰が何を必要としているかに気を配っています。例えばおしぼりを提供する動作の合間に顔を上げると、同僚スタッフ、隣のテーブルの顧客、遠くのテーブルの状況等様々なことが目に入ります。隣のテーブルで料理を食べ終わっていた場合。しばらく待っていそうな状態なら、他のスタッフが気付いているかどうかを確認。気が付いていない場合は、自分が次の料理の提供の準備に向かう等対応します。」
【プロフェッショナルのこだわり】
 「失敗は数えきれませんが、大切なのはその後に経験を活かし、学んでいくこと。新人の頃、スープに浮かせる具が入っていないことに気が付かず提供してしまったことがありました。その後は、メニューをすべて覚え、足りない素材が何かを一目で分かるように。車を運転する顧客にアルコールを提供してしまったことも。ノンアルコールを注文していたのですが、キッチンの段階でアルコール入りの入れ物と間違えてしまった。そこでソフトドリンクの入れ物は一目で分かる印をつけるように。ゲストに料理をかけてしまったこともあります。これは私の焦りが招いたこと。先輩から言われたのは『忙しいと口にするな、心を亡くすから接客ではなくなる』。それからは『急ぐけど慌てない』と自分に言い聞かせ、メンタルをコントロールして業務に臨んでいます。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月11日号)