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  • 26.04.10

アルバイトの卒業式『PJ祭り』【ブラス】

 4面の入社式特集でブラス(名古屋市中村区)の代表取締役社長・河合達明氏が語った、毎年恒例のアルバイトスタッフの卒業式【PJ祭り】。同社はハウスウエディング事業のスタート当時からサービススタッフの自社雇用を徹底し、親しみを込めて『Pretty Job(PJ)』の愛称で呼んでいる。いい結婚式づくりの現場を支え、就職を機にブラスを巣立つPJに対し、どのようにして想いを伝えているのか。イベントを追った。

1300人が全国で活躍

 中部を皮切りに関西、関東と、出店エリアを拡大しているなかでも、新規接客から当日までのプランナー一貫制度、1 チャペル1 バンケットの貸切型といったスタイルを貫くブラス。こだわり抜く施策のうちの1 つが、サービススタッフ『PJ』の自社雇用だ。「式に携わる全員が仕事に対する考え方を共有し、力を合わせない限り、最高の結婚式をプロデュースできない」という河合社長の考えに基づき、ハウスウエディング事業をスタートした時から、サービススタッフの自社雇用を維持。昨年末時点で約1300人のPJが、ブラスのいい結婚式づくりを最前線で支えている。
 就職などを機にブラスを卒業する仲間の門出を祝う『PJ祭り』は、2006年から毎年開催。現場での活躍をねぎらい、盛大に送り出す恒例企画となっている。各店舗の社員はもちろん、現在活躍中の在籍PJも参加して盛り上げている。
 今年は2 月24日の関西エリアを皮切りに、関東や千葉、名古屋、三河などエリアごとに分け、全部で8 回開催。河合社長は毎年全てのPJ祭りに参加している。今年度も全ての会場に足を運び、卒業していくPJに直接感謝を伝えた。
 卒業証書授与などの大枠の流れは固定としながらも、企画は地区ごと、各式場のプランナーや厨房スタッフといった社員を中心に進める。当日は、ビュッフェスタイルで食事を提供。ライブ演奏のほか、PJによる余興、在籍PJから巣立っていく先輩たちへの送辞も行い、『主役はあくまでPJ』という考えのものと、企画を練っていった。
 記念品として、毎年恒例のオリジナルパーカーをプレゼント。また、卒業証書も全員同じ共通文とはせず、各PJをよく知る社員は誰か、誰から授与すれば1 番感謝を伝えられるのかを考え、一人ひとりに向けたメッセージを用意した。
 今回ブラスを巣立った約280人のPJの“抜けた穴”を埋めるのは、紹介などを通じてアルバイトをスタートする新PJだ。同社は母娘、兄弟・姉妹など同一店舗で働く“家族PJ”もいるほか、大学の友人をアルバイトに誘うケースも多い。一部エリアでは求人広告を出すケースもあるものの、こうしたイベントを通じ仕事へのモチベーションも高まると同時にエンゲージメントアップにも繋がるため、リファラル採用でPJの輪が広がっている。また、仕事を通じPJもブラスを好きになり、最終的に新郎新婦として戻ってくるという、同社の目指すファンづくりに繋がる好循環となっている。
 「『いい結婚式を一緒に創ってくれたPJのみんなに感謝の気持ちを届けたい』と、この祭りをスタートしました。初回の卒業PJはわずか6 人。少人数だった一方で、今に繋がる企画を色々と盛り込みました。店舗数も増え時代に合わせて少しずつ変化をしながらも、それでも毎年開催し続けています。今年は式を挙げた夫婦のお子さんが、PJを卒業するといった“ドラマ”もありました。アルバイトの枠を超えて結婚式と会場を愛し、毎週奮闘するPJがいてくれるからこそ、最高の結婚式が創れます。卒業おめでとう。また、ブラスに帰ってきてくれる日を待っています。」(河合氏)
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月11日号)