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  • 25.11.10

視覚障がい者の模擬ブライダル【高崎商科大学】

 高崎商科大学(群馬県高崎市)は10月17日、視覚障がい者に対応するユニバーサルデザインのウエディングを想定した【模擬ブライダル】をマリエールウィル高崎で開催した。 同大学でホテル・ブライダルビジネス、ホスピタリティ科目を担当する森川幸紀雄教授による『模擬ブライダルプロジェクト』。多様性、共生社会に向けて新たな挙式スタイルを提案することを目的に、3 年前から国際結婚や車いすユーザー、聴覚障がい者の結婚式を想定した模擬挙式を実践している。 
 今回は左目を失明し、右目も弱視の状態でありながらファッションモデル、和太鼓師範として活動する富田安紀子さんを新婦役に迎え、ハンデがあっても楽しめるユニバーサルデザインの結婚式プロデュースに取り組んだ。学生たちは事前に富田さんの人生観を学び、ブラインドウォーク体験などを通じ障がいを理解した上で、声掛けや誘導の仕方、スクリーンの位置、装花デザインなどを約半年かけて準備。前撮り、衣裳合わせ、映像製作にも取り組んだ。また、ゲストにも視覚障がい者のいる想定で、点字による会場、席次案内も作成した。 
 当日は新郎役の大学職員、ゲスト役の教員も参加し、挙式と披露宴を実施。ペルソナを意識したスピーチや学生による余興なども盛り込んだ。花嫁の手紙は、2 年前に結婚した富田さんの実際の披露宴で使用したメッセージVTRを再編集し、上映した。富田さんは、「学生たちの細やかな声掛けにより動きやすく、楽しめました」と述べた。
 「様々な統計から、多くの障がい者が『結婚式をしたい』と希望を持っていることが分かっています。本企画を通じ、ブライダル企業からのフィードバックも受け、誰もが気兼ねなく式を挙げられる社会になることを願っています。」(森川氏)
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月11日号)