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  • 25.11.04

ワイナリーで『夢婚』開催【山形ウェディング協議会】

 山形ウェディング協議会(山形県上山市)は9月22日、山形県の推進する『いちずに、かじつ。やまがたフルーツ150周年記念事業』とコラボし、カップルに挙式をプレゼントする【ワイナリー夢婚】を、ピノ・コッリーナファームガーデン&ワイナリーで開催した。選考の結果選ばれたのは、2023年に入籍を済ませていた夫婦。ワイナリーらしさも盛り込んだ挙式の概要を追った。

関係人口増加のキッカケに 
『山形の人達に そして未来の子供達に結婚の素晴らしさを伝えたい』の理念のもと、2016年から活動を展開する同協議会。今秋時点の正会員は10社、賛助会員は52社となっている。
 協会の活動のメイン事業に据える『夢婚』は、結婚式を挙げていないカップルを公募し、挙式をプレゼントする企画。カップルにとっての思い出の場所などで、過去9 回県内で挙式をプロデュースしてきた。
 今回の『夢婚』は、年に1 度のプロジェクトとは別に、特別企画として実施。さくらんぼを筆頭に、果物の産地として有名な山形県の『いちずに、かじつ。やまがたフルーツ150周年記念事業』の1 つとして、果物と絡めた挙式開催の相談を受けたことから企画をスタート。現在県が注力する関係人口創出を目的としたもので、コンペを経て、協議会によるプロデュースが決定した。
 公募により選ばれたのは、ともに庄内町出身の夫婦。2023年10月1 日に入籍を済ませており、翌日には第一子の女の子が誕生。これまで県内式場のブライダルフェアに参加するなど結婚式は検討してきたものの、妊娠期間中の体調不良、産後の職場復帰などもあり、多忙な中で結婚式を挙げるタイミングを逃していた。入籍届を持って家族3 人で私服撮影はしていたものの、「ドレスとタキシードで、親に晴れ姿を披露したい。娘にもパパとママの幸せな姿を見せてあげたい」との想いが強くなり、夢婚企画に応募したという。
 式の舞台は、ワイナリーの敷地内ぶどう畑。祭壇にはワイン樽を使用し、ゲストはコルクに名前を記入して結婚証明書を完成させるなど、果物にちなんだ演出も組み込んだ。また、県の特産品である『鶴岡シルク』を用いた装飾を施した。バルーンリリースは、紫と黄緑色の風船でぶどうをイメージ。県の農産物などをPRするゆるキャラ・ペロリンもお祝いに駆けつけ、2 人は「とても幸せです」と満面の笑顔を見せた。
 「『ワイナリー夢婚』の参列を通じ、山形県のフルーツを知ってもらう機会になったのであれば嬉しく思います。あわせて、結婚式の魅力も発信できました。」(会長・早坂和男氏) 10回目の節目となる『夢婚』は、打合せも進行中。施行は11月10日を予定している。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月1日号)