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  • 社説:潮目
  • 25.10.27

プランナーに代わるAI 抜本的なモデルの再構築が必要

 ブライダル業界にもAIの波が押し寄せている。新たなサービスが次々とリリースされており、その注目は高まっている。多くのサービスは、AIを活用していかにプランナー業務を効率化できるかというポイントでアプローチしているが、あるトッププランナーはこう指摘する。「プランナーに代わる存在としてAIを捉えていかないと、このままでは多くの会場が厳しい状況に陥るのでは」と。業界内で知名度もありいわゆる仲間でありながらこうしたシビアな指摘をするのは、現状のブライダルに大きな危機感を抱いているからだ。
 AIは効率化をもたらすが、だからといって空いた時間を人的コミュニケーションに充てる企業が多いかは疑問だという考えだ。「それならば、プランナーの業務支援システムが広まった時期にその流れは起きていたはずで、結局打合せ回数を減らせて良かったという会場の方が多かった。単価、施行数共に増加している状況でもそうだったのに、現状の減少している局面で、業務効率化の先としてコストのかかる対人接客を推進しようという会場はさらに少ないはず。今のブライダルを考えれば、コスト削減策の究極でもあるAIがプランナーに代わるという論調が求められていて、AIを最大限活用した新たなビジネスモデルこそ求められているのでは。」
 寄り添うことを重視して施行増、高単価を実現し、結果として業績も好調な企業は注目されている。それは一つの成功法則ではあるものの、全ての会場に通じるかは難しい。マーケットの縮小時に、人件コストのかかる寄り添いをどこまで貫いて仕組み化できるか。一定の高単価を確保できなければ難しいのも事実で、それはエリアの中でも限られた会場でしか実現できない。だからこそ、マーケット内の希少な存在としてクローズアップされてきたわけだ。結婚式料金の二極化が進んでいる顧客ニーズに対し、寄り添い重視でパイの少なくなっている高単価に進んでいくのは現実的にリスクも大きい。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月21日号)