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  • 25.05.20

伝統嫁入り道具の展示会【花嫁のれん展実行委員会】

花嫁のれん展実行委員会(石川県七尾市)は4 月29日から5月11日まで、七尾一本杉通りで、地域伝統の嫁入り道具『花嫁のれん』を展示する【花嫁のれん展】を実施した。
加賀藩領だった能登、加賀、越中に伝わる婚礼の風習で、娘の幸せを願って家紋を入れて仕立てるのれん。花嫁は式前、嫁ぎ先の仏間入り口にのれんをかけてくぐってからお仏前参りを行い、結婚後は夫婦の部屋の入り口に飾る。近年は結婚式場の入り口にのれんをかけて、この風習を行う花嫁もいるという。
これらの文化を継承し、各家庭に残る花嫁のれんを多くの人に見てもらおうと、2002年から毎年実施している展示会。昨年は能登半島地震による被災で中止を余儀なくされ、2 年ぶりの開催となった。
期間中は通り沿いの商家、民家と、市が運営する『花嫁のれん館』を会場に、およそ100枚ののれんを展示。今年は4 軒の被災仮設店舗も参加した。
『花嫁のれん館』では、白無垢や色打掛といった婚礼衣裳を着て、のれんをくぐる体験企画も用意した。
「それぞれの花嫁のれんが持つストーリーを来場者に伝え、地域の文化継承に繋げています。」(実行委員長・鳥居正子氏)

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月21日号)