料理専門の撮影サービスを展開するバックス（東京都江東区）は、料理撮影に特化したキッチンスタジオを都内に構えている。
スタジオは3 階建て・約1000㎡の広さで、CMの撮影にも対応可能な設備を完備。業務用の強火力キッチンや低温下での調理・撮影ができるスタジオなど、合計８ 面のキッチンを備える。撮影は経験豊富なカメラマンが対応し、フードコーディネーターによるサポートも入る。料理や食品をより魅力的に見せる、“シズル感”のある写真・動画素材を提供する。
飲食店やレストランのメニュー動画をはじめ、大手食品・飲料メーカーの商品写真、料理のレシピ動画など、幅広い撮影実績を誇る。ホテル業界においては、おせち、クリスマスなどを中心とした物販メニューの画像撮影を手掛けた事例もある。
撮影料金の目安は、料理１ 点につき2 万5000円から。ECサイト向けのパッケージ撮影も2 万4000円から対応している。　同社は2004年に設立。代表取締役の鈴井祥仁氏が飲食店を経営していた際、料理の“見せ方”が売上に大きく影響した経験から、料理写真の撮影にチャンスを見出し起業に至ったという。
「食材や調理法、盛り付けなどの『説明』にとどめず、食欲が湧いたり、食べたい気持ちをかき立てたりするような、心に響く写真・動画の提供に努めています。SNSの普及も含めて写真や動画の情報量が飛躍的に高まっている今こそ、『美味しそうだ』と感じられるビジュアルの需要の高まりを感じています。より美味しく見せるために、撮影時の食器選びや食卓周りなどのアイデアをこちらから提案することも。撮影した画像・動画のレタッチは最小限にとどめ、リアルな質感を追求しています。」（鈴井氏）

（詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月11日号）