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  • 社説:潮目
  • 25.04.04

清潔さを保つためにも経営者自身が姿勢を示す

 先日あるパートナー企業から、一枚の写真を見せてもらった。会場のチャペルの写真で、壁にひびが入り養生テープを貼り付けて補修。ところが養生テープも剥がれかけた状態で、汚くぶら下がりひび割れも露出していた。たまたまそうしたことが起こったのではなく、この状態はいつものことだという。
 同じ企業の運営する別の会場の話としては、バンケットの中にある階段の手すりが、埃だらけで白くなっているという。床の四隅にも埃が溜まって、掃除が行き届いていないのは一目瞭然。結婚式をする場所、料理を提供する場所として相応しくない状況に唖然とするという話だ。
 以前ノバレーゼの荻野洋基社長に取材をした際、苦戦する店舗をどのようにしてテコ入れしているかという質問を投げかけた。返ってきたのは、ごく当たり前の指摘だった。臨店すると、プールの底が汚
れている、ゴミが落ちている、蛍光灯が切れているといった些細なことがきちんと出来ていない。そうした部分を細かく注意すると共に、時には自らプール掃除を行うなど、店舗を清潔にする意識をスタッフ全員に持たせれば、自然と業績も高まっていくということだった。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月1日号)