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- 社説:潮目
- 25.03.27
会場・プランナーの役割
今年の1 、2 月、20代、30代の5 人から、「今年結婚をします」という喜ばしい報告を相次いで受けた。コロナ禍以降の未婚化傾向も、ここにきて多少回復してくるのではという期待を抱いたものの、結婚式実施となると検討しているのは5 人中たったの1 人だった。つまり周りの結婚式実施率は20%。家を買う、今後の生活を考えて、バツイチだからなど理由は様々だが、結婚=結婚式に繋がっていない寂しい状況である。検討している1 人も、転職を考えていて結婚式場探しはそれが落ち着く来年になってからということで、それまで心変わりしないことを願うばかり。
結婚式を検討している人の背中を押し、さらに消極的な人に考えるキッカケを与えるためには、結局のところ魅力のある商品を提供していくしかない。結婚式という商品を考えてみると、各パートナー企業の提供するものはあくまでも部品に過ぎず、その部品一つひとつを組み上げ完成品にしていくのはプランナーの役目である。ところが最近はプランナーの業務負担を削減しようと、本来重要な完成品として仕上げていく役割をパートナーに振って任せきりにしている。本紙とみんなのウェディングの連続企画でも紹介している通り、完成品である本番当日をきちんと見届けることすら放棄してしまっている会場もある。完成品を見ていなければ、商品の良し悪しは判断しようがない。
以前、東京會舘のインタビューで印象的だった言葉が、「結婚式に対して誰が責任を持つのか」というものだ。仮にパートナーのミスであっても、その責任は会場にある。新郎新婦にとって、契約しているのは会場だ。パートナーは部品に過ぎず、そのパートナーを選んでいるのは会場自身。さらにミスの発生しうる環境をそのまましているのも会場の責任だ。そして、会場を代表し新郎新婦の結婚式に責任を持つのがプランナー。当日は他の人に任せるスタイルであっても、結婚式で何か起こった際にはプランナーが責任を持たなければならない。つまり責任感あればこそ、完成品を確認しない、誰かに任せてしまおういう意識にはならないはずだと。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月21日号)
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