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  • 25.02.25

《Check the Trends ②衣裳&ヘアスタイル》リボンは最旬トレンドの1つ ボリュームあるドレスも人気

『主役感』のある1着

今回のアンケートの中で、特に衣裳とヘアスタイルについては共通の声が多く聞かれた。「花嫁座談会で、もっともよく出てくるキーワードは『主役感』」と話すのは、ウェディングソムリエ編集長の坂井夏子氏。

「立体感のある刺繍ドレスも多く見られる昨今。ふんだんなビジューづかい、たっぷりとしたフリルを特徴とするゴージャス感のあるドレスは、特に人気を集めています。」(坂井氏)

Hotel Wedding・矢田編集長も、「引き続きふんわりしたプリンセスラインは注目。グリッターやパール、ラメなど、“主役”になりたい花嫁からの支持は根強い」としている。

ボリューム感のあるドレスの中でも、袖部分を特徴とするデザインも人気の傾向だ。

「パフスリーブは、まさにトレンドと言えるでしょう。小ぶりのものから大きなものまで、デザインも多様。袖に華やかさを持たせる花嫁を、昨今見るようになりました。」(ゼクシィ・日置氏)

Wedding Park・松尾氏も「チュール付きのボリュームのあるドレスは、立ち姿はもちろんのこと座ったり寝転んだりと、写真映えするのも特徴に挙げられる」と話す。

また、ドレスとセットの小物にこだわりを持つ花嫁も増加。25ansウエディングの阿部編集長とウェディングソムリエ・坂井氏の両名は、ベールへの注目度を指摘している。

「3 Dフラワーモチーフ、フェザーなどをあしらったドレスがトレンドになっていることで、それとお揃いのベールのほか、刺繍入りのものなども見るようになった。花嫁に取材をしていると、『ベールの長さに特にこだわった』という声は増加しています。」(阿部氏)

「欧米ではピンクやブルーなど、色彩を取り入れたベールも出始めています。すぐにというわけではないかもしれませんが、今後日本でも少しずつ注目を集めていくかもしれません。」(坂井氏)

また、和装への注目度も高い。Hotel Wedding矢田編集長は「特にオシャレ花嫁は、レースの引き振袖に注目している」とし、和装においても主役感に繋がるようなデザインが人気を集めていることもうかがえる。

あわせて、回答で多く見られたキーワードの1つが『リボン』だ。

「小さなリボンをたくさんあしらったドレスは人気も高まっています。衣裳に限らず、ヘアアレンジ、エスコートカードなど、様々な部分でリボンを用いる花嫁は増加傾向と感じます。」(みんなのウェディングメディア企画部・石川彩夏氏)

リボンを使ったヘアアレンジに関しては、マイナビウエディング編集長・片山裕美氏も同様に指摘している。

「ヘア小物は遠目にも映える、アイキャッチ効果の高いものが人気。その1 つがリボンで、ファッショントレンドの影響を受けていると感じます。ビッグサイズの一点豪華アレンジのほか、プチサイズを全体に複数あしらう、大人っぽいブラックリボンなど、様々なアレンジも注目です。」(片山氏) 海外トレンドに精通するのは、25ansウエディングの阿部編集長と、ウェディングソムリエの坂井氏。「ドロップウエストやコルセットデザインなど、海外のコレクションで多く見られた」と口を揃えており、日本でも次のトレンドになるのではと予測している。

 

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月21日号)