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  • 24.12.11

《上場企業の最新〔IR〕》広告投資が営業利益を圧迫

11月中旬、2024年12月期、および2025年3月期決算の大手上場各社は、相次いで最新決算を発表した。2024年12月期のノバレーゼ(東京都中央区)は、第3四半期では過去最高となる売上を記録。また2025年3月期決算の6社の第2四半期は、4社が前年売上を超えた一方、エスクリ(東京都中央区)、一蔵(東京都千代田区)が減少。その他の期の最新決算を含めると、営業損失となっている企業は昨年から増え5社となっている。

大手各社の最新の決算は、多くが秋の繁忙シーズン前の数値である。前期と比較して増収となっているのは、12社中8 社。もっとも伸び率はアニヴェルセル(横浜市都筑区)を除けば、いずれも一桁台で、ほぼ横ばいと言う状況だ。アニヴェルセルに関しても、昨年は基幹店の表参道店のリニューアルに伴い閉鎖していたこともあり、その分の上乗せで112.8%となっている。
営業損益を見てみると、前年と比較して伸びているのはツカダ・グロバルホールディング(東京都港区)、アニヴェルセル、アイ・ケイ・ケイ(佐賀県伊万里市)、東京會舘(東京都千代田区)の4 社となっている。
営業利益5 億8300万円で、計画比マイナス4 億1600万円となったテイクアンドギヴ・ニーズ(東京都品川区)は、その理由を「婚姻件数減少に伴う婚礼マーケットの落ち込みに対し、今後の受注を強化するため、広告費・修繕費等追加投資。ホテル事業、その他事業の稼働上昇に伴う人件費等増加」としている。今年はマーケット全体の集客鈍化が課題となり、同社でも5 月~ 7 月の問合せ数は前年比80%台、受注も5 月~ 8 月までは95%を下回っていた。受注積み上げのため、積極的に広告展開を仕掛け、それが営業利益を圧迫した一つの要因となっている。もっとも問合せ数は10月に前年比108.0%と増加に転じており、受注においても9 月に103.2%、10月102.2%に回復。通期では、計画通り前年比増益を見込んでいる。
上場各社の中で、堅調に推移しているのがアイ・ケイ・ケイだ。第3 四半期過去最高の165億3300万円で、営業利益、親会社株主に帰属する四半期純利益も過去最高。受注残組数は、前年同期比で6.6%減の4776組ながら、コロナの影響を受ける前の2019年7 月期の同期と比較すると、10.6%の増加になっている(水戸、東京、海外4 店舗が増えている影響もあり)。
施行単価も、前期に比べて順調に伸びている。前期の376万6000円に対し、今期は399万円で、22万4000円の増加。これは2020年の同期比384万7000円の水準も超えている。
東京會舘も10月28日に業績予想の上方修正を発表した。第2四半期では結婚式を含む宴会、レストラン、売店、その他の各部門すべてで、前年同期に比べて増収となり、売上は前年比2.8%増の70億9700万円。営業利益も、前年比32.3%増の3 億6000万円となった。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、12月11日号)