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  • 社説:潮目
  • 24.12.04

未来の結婚式の形、仕事の姿をシステムから描く

ブライダル業界にも、業務改善を目的とした数多くのシステムが登場している。そうした中、システム化をより推進するために、各社連携による協議会発足の動きが浮上している。その発足に向けた打合せに同席した際、IT化とDX化の大きな差を感じた。
DXという言葉は【デジタルトランスフォーメーション】の略であり、その意味は組織、ビジネスの構造そのものに対し、根本的イノベーションをもたらすものだ。一方でIT化は、これまでアナログであった作業をデジタル化して効率化するもので、DXの一つの手段に過ぎない。そう考えると、現状のブライダル業界はIT化に限定しており、組織、ビジネスを根底から変革するDXには到底至らない。
その要因を考えてみると、システムに対するクライアント側の意識が大きく影響している。他業界での実績もあるシステム会社の社長は、「本来、システムに合わせて業務を変えていくのが一般的で、ブライダルは業務にシステムを合わせなければならない」と指摘する。それでは業務の部分部分をシステムで補っているだけで、根本的な変革には至らない。目の前にあるシステムの可能性を信じ、それに業務を合わせていくことで、効率化もより高まり、根本的な変革をもたらす。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、12月1日号)