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  • 24.12.02

成約率を高めるLINEの活用方法【Micoworks】

 LINEを活用したマーケティングプラットフォーム【MicoCloud(ミコクラウド)】を提供しているMicoworksは(大阪市北区)は10月30日、グッドラック・コーポレーション(東京都目黒区)運営のリゾートWブランド『アールイズ・ウエディング』に、同サービスを導入したことを発表した。LINEでの個別相談を可能とし、LINE経由の成約率は他の予約経路と比べて約10%高い結果となっている。同サービスの仕組みと、導入によりどのようなメリットをもたらすのかを、ここでは紹介していく。

セグメントに応じた個別配信
 LINEで接点を持ったユーザーに対して、効果的なコミュニケーション図るためのツールが【MicoCloud(ミコクラウド)】である。アールイズは、LINE公式アカウントを使ってリゾートWの無料相談を行っているが、予約数増加を目的にシナリオ配信や一斉配信によるメッセージ配信、LINEでの個別相談の2 点で同サービスを活用している。とくにLINEでの個別相談は、ユーザーの要望や悩みを事前に把握できるため、無料相談時にプランナーがパーソナライズした提案を出来るようになった。 Micoworksは2017年創業のベンチャー企業。LINEを使ってユーザーにメッセージを送りたい、直接コミュニケーションを取りたいという事業者の増加を背景に、同ツールを開発した。
 INEを使ったコミュニケーションでは、まず【お友達登録】が必要で、そのサポートも実施。公式サイトに訪問しているユーザーを取りこぼし、機会損失になっているのを解消する上で、公式アカウントにポップアップを設置。情報配信を謳い文句に、LINE登録してもらうといった流れを構築している。その後【お友達】になった段階で、ユーザーをセグメントして個別、一斉配信を可能とするほか、一対一でのコミュニケーションを実現するのが同ツールである。
 LINE公式でもターゲティングは可能であるものの、その精度は同ツールを活用することによって高まる。最初にお友達登録した時点で、ユーザーアンケートを実施。そのアンケートをもとにセグメントをするため、誰であるのか明確になった状態でコミュニケーションを図れる。
 同ツールならではの機能が、個別トークを複数のプランナーや複数店舗など、組織立ててアカウント管理できる点だ。具体的には各プランナーは自身の担当ユーザーの履歴のみ、店舗マネージャーは店舗のプランナー全員分、本部では全店舗全アカウントを閲覧できるという設定が可能だ。
 こうした運用方法を、伴走しながらサポートする。また、顧客管理システムとの連携の希望にも別途で対応できる。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、12月1日号)