公益社団法人日本ブライダル文化振興協会（東京都中央区／BIA）は11月13日、ホテル雅叙園東京で【次世代リーダー研修】の最終発表会を開催した。
次世代のリーダーを担う若手を対象に、業界全体を見渡す高い視座を持ち、意識向上による行動変容を目的とした同研修。初開催となった今回は、20〜30代の15人が参加した。
10月2 日の初回は3 チームに分かれ、最終プレゼンのテーマを議論。具体性を持つことを条件にテーマは自由としたところ、全チームが結婚式の価値をどう伝えていくかに決定した。10月23日の研修2 日目は、発表に向け各チーム準備。相互アドバイスの時間も設け、内容をブラッシュアップしていった。
迎えた研修最終日。Aチームはアンケート結果から見るZ世代の結婚式への意欲の低さを上げるために、ネガティブ要素を払拭できる海外のウエディング事例に着目した。Cチームはカップルが抱く結婚式への偏見を変えるべく、ウエディングの価値を伝える冊子を役所に置き、配布することを提案。審査の結果優勝となったBチームは、一例として雑誌での特集に多い『結婚式＆お金』という特集が、本来の価値を伝えきれていないと指摘。価格以上に、家族や友人との繋がりを訴求できる取り組みの重要性などを力説した。
研修後参加者からは「結婚式を改めて考える機会になった」、「同世代と意見を交わせてよかった」といった声もあがった。
「3 回ともオフライン開催とし、終了後には懇親会も実施。異なる企業の若手がコミュニケーションを交わせる機会に繋げました。好評の声も多く、より幅広い企業に参加してもらえるよう、2 回目の開催も積極的に検討していきたい。」（常務理事・鈴木直樹氏）

（詳細はブライダル産業新聞紙面にて、12月1日号）