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  • 24.11.01

“NOノーマル”婚は今後もさらに進化する傾向【ゼクシィ 統括編集長 森奈織子氏】 

ジェンダーレスが進む

記者会見当日には、データを基にした中長期的なウエディングの変遷も発表。派手婚、地味婚を経てゲストハウスの台頭によりアットホーム婚に。その後震災などの影響もあり、つながり婚が注目されるなど、10年スパンで結婚・結婚式は変化してきた。2020年代の結婚式は引き続き“NOノーマル婚”とし、ゼクシィ統括編集長の森奈織子氏は、「2024年はそれがさらに進化している」と指摘する。

結婚に対する考え方やライフスタイル・価値観の調査において、「結婚式の内容に関しては、定番やしきたりにとらわれず、ふたりの価値観に合った自由なやり方をすればよい」に対し、「そう思う」は90.0%。従来の結婚式はこう“あるべき”という考えや流れなどに固執するのではなく、自由な価値観の浸透を重視する傾向が強いこと分かった。

その1 つが、結婚式における暗黙のジェンダーロールだ。新郎謝辞、花嫁の手紙などこれまで“当たり前”になりがちだった男女の役割・演出も、より自然なジェンダーレスに繋がっている。図2 の表にある、ウエルカムスピーチをカップル2人で実施した割合は、2017年度比でプラス14.0ポイントに。花婿の手紙も4.4ポイント増加するなど、ジェンダーにとらわれず、取り入れたい演出を組み込むケースが増加している。

ゲスト参加型の傾向もより強くなっている。演出を決定する際に心掛けたことのうち、「列席者も参加できるようにすること」は2017年度比でプラス9.6ポイントだった。実際に、親・家族だけではなく、ゲストとのファーストミートを実施する事例も。また、新郎友人たちで踊りながらリングを運ぶ演出を挙式に組み込むなど、ゲストも巻き込んだ自由なプログラムが人気となっている。森氏は、「大切なゲストは結婚式を創り上げていく“一員”という意識が、昨今より強くなっている」と指摘している。

また、ファミリーウエディングも3 年連続増加となった。愛娘のお色直しドレスの色当てクイズを実施するなど、子どもも一緒に楽しむ・参加する傾向が強くなっているという。変化する結婚式において、出席後のゲストの心理などはどうか。円グラフは、未婚の列席者に対し、「自分も結婚したいという気持ちが高まったか」をヒアリングしたもの。20代は53.3%、30代においてはさらに増え56.9%が「高まった」と回答した。さらに、招待客全員で参加できる演出への参加有無をもとに結婚への意欲の変化を調べると、演出に加わった場合は60.0%、加わらなかった層は39.4%と、その差は20.6ポイントにもなっている。

 

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月1日号)