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  • 社説:潮目
  • 24.10.16

自然災害のリスクを見越した事前の備えが必要

10月に入り連日のうだるような猛暑は過ぎ去ったとは言え、全国各地で30℃超えを記録するなど、例年にない厳しい残暑であった。ブライダル市場は10月の施行繁忙期に入ったわけだが、予約時に想定していた心地いい秋日和の結婚式はなかなか叶わず、暑くなったり涼しくなったりの気温の変動には、体調面で十分に注意が必要だ。
これだけの異常気象になると、自然災害のリスクはますます高まってくる。今年は5月〜9月にかけて、台風や線状降水帯の発生により、各地で多くの被害を招いた。それに伴い、大動脈である新幹線も計画運休や運転見合わせが相次いで発生し大混乱となった。10月、11月にかけてもそのリスクは常に考えておかなければならず、施行繁忙シーズンであるからこそ、余計に備えは必要だ。
記憶に新しいところでは、8月末に台風10号が九州に上陸、その後日本列島を縦断するというこれまでには見られなかった進路予想が発表された。JR各社は、8月30日〜9月1日の3 日間、計画運休を実施。関東から東海にかけては、土日曜日の直撃が予想されたことで、夏休み最終週でありながら結婚式の予約のあった会場では、事前の対応に迫られた。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月11日号)