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  • 24.08.22

結婚式を挙げる理由は親のため 準備期間での親子時間を大切に【BLUE DIRECTION WEDDING PRODUCE】

 「コンセプトとかカウンセリングとか、私たちには要らない」。カップルからのその言葉に、プランナー歴16年のBLUE DIRECTION WEDDING PRODUCE・黒崎真希さんは、戸惑いを感じた。忌憚のない意見に困惑すると同時に、「理解もできる」と思った理由は、新婦は黒崎さんにとって大切な存在である、実の姉だったからだ。
 式を挙げる理由は「親のため」。両家とも親の参加は母のみということもあって、親のために式を実施する理由を、丁寧に分析していった。
 黒崎さんの注目点の1 つが、実家帰省時の姉と母の会話。「人生で1 番楽しかったのは子育て。夢は、娘の節目の結婚式を一緒に感じること」と聞き、黒崎さんは式までの時間で親子の時間を大切にできるよう工夫を図った。
 会場はゲスト全員にとって新たな体験になるよう、北海道のワイナリーを選択。娘を想う母の夢を叶えるべく、カップルは現在東京在住ながらも、衣裳合わせは新婦の故郷・北海道で実施した。都内での和装撮影は、母の日を選択。かつら合わせのプロセスなども随時LINEで報告するなど、当日が待ち遠しくなるようにした。
 迎えた式当日。「13年前に他界した父の代わりはいない」という理由から、1 人で歩くと決めたウエディングロードは長めに設定した。新婦の数少ない当初からのリクエストだったことから、その想いに浸れるようにした。挙式の厳かな空気から一転、パーティーは陽気な音楽とケーキカットからスタート。ギャップを出したことで、全員の感情のメリハリに繋げた。席はあえて指定せずに、流れるように進行することで、自然とゲスト同士の交流を創出できるようにした。
 誓いでサインしたラベル型結婚証明書を貼り付けたワインと手紙は、1 周年に向けて封印。未来への約束を少し先の“小さな”目標として設定することで、2 人の第一歩だと実感できるようにした。両家母親の幸せな未来を願って花束を保存加工し、数ヵ月後に自宅宛にサプライズで届けた。
 これまで多くを語らなかった新郎が目を潤ませるシーンもあるなど、2 人にとって特別な時間を創り上げた。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月21日号)